将来都市像の実現をめざして、以下の6つの施策の大綱を定めました。
1 快適で機能的なまちづくり(都市基盤)
誰もが生活しやすい快適な住環境を形成するため、計画的な土地利用を図り、公園・緑地や上下水道などの都市環境を整備するとともに、道路や公共交通、情報通信基盤などの交通・情報ネットワークを整備し、快適で機能的なまちづくりを進めます。
- 都市環境の整備
恵まれた水と緑、街並みや既存の都市施設等を生かして、より質の高い都市づくりを行うとともに、自然との調和のとれた適切な土地利用の規制・誘導を行い、人にやさしく安全で利用しやすいまちづくりを進めます。
また、魅力的な中心市街地の整備をはじめ、都市景観の形成やゆとりある住環境の形成、公園・緑地などの憩いの空間の整備を進めるとともに、上下水道などの都市機能の充実を図ります。
- 交通・情報ネットワークの整備
西濃圏域の交通の要衝としての役割を果たすとともに、安全で便利な総合交通体系の整備を進めます。
市民生活と密接に関わる道路については、それぞれの機能に応じて計画的に進めるとともに、子どもから高齢者まで安心して利用できる人にやさしい道づくりを進めます。
また、高度情報社会の進展に対応するため、日本でも有数の情報産業拠点であるソフトピアジャパンの機能を生かしながら、情報通信網の整備を進めます。
2 にぎわいと活力みなぎるまちづくり(産業振興)
製造業を中心に県内有数の産業都市として発展してきた地域特性を生かして、従来型産業の活性化と新産業の創造により、地域産業の振興を図ります。
また、積極的な企業誘致などにより雇用の場を創出し、定住人口の増加につなげるとともに、観光資源を活用した交流人口の増加を図り、にぎわいと活力みなぎるまちづくりを進めます。
- 地域産業の振興
市民や団体、関係機関等との連携により、それぞれの役割のもと、鉱工業の振興をはじめ、中心市街地などにおける商業の活性化、農林業の振興などを図るとともに、ソフトピアジャパンを中心とした情報産業や新たな分野での研究・発掘に努め、人材の育成と定着や雇用の場を創り出すことによって地域経済の発展を図ります。
- 観光の振興
豊かな自然と歴史的資産を含む多くの観光資源を生かして、広域から観光客を集められるよう、既存の観光交流拠点の充実を図るとともに、新しい資源の活用・研究を進めます。
また、市内の観光交流拠点をネットワーク化するとともに、観光に対するニーズを適確に把握し、観光地としての魅力づくりに努めます。
- 労働環境の充実
地域産業の活性化や新しい業種の導入などにより、就業機会の創出を進めるとともに、高齢者や女性、障害者、若年層などに対する就職情報の提供や就業能力開発支援などの充実に努めます。
また、一企業では対応できない福祉面でのサービス支援など勤労者福祉の充実を図るとともに、労働条件の向上や労働環境の改善などに取り組みます。
3 安全で環境にやさしいまちづくり(生活環境)
災害から市民の生命や財産を守るため、災害に強いまちづくりを進めるとともに、市民と行政がお互いに協力し合い、安全な市民生活の確保に努めます。
また、環境の保全や循環型社会の構築をめざした良好な環境の形成を図るため、環境にやさしいまちづくりを進めます。
- 安全な生活の確保
本市が持つ多くの山林や河川については、安定した自然環境を維持できるよう国や県とも協力し、総合的な治山・治水対策を進めます。
市民生活の面では、防災体制や防犯・交通安全対策の強化、消防・救急体制の充実、建築物の耐震対策など都市の防災機能の強化を図るとともに、危機管理の一元化を進めます。
また、安心して消費生活を営むことができるよう、消費者の自立を進めるとともに、被害を未然に防止するための消費者啓発や相談体制の充実に努めます。
- 良好な環境の形成
市民が身近な環境保全に取り組むことができるよう、環境保全意識を高めるとともに、環境汚染を防止し、安心して暮らせる良好な環境づくりを進めます。
また、ごみの減量化や再資源化など、限りある資源の有効利用に、市民、市民活動団体、事業者と行政が協働して取り組み、環境への負荷が少ない循環型社会の構築に向けたまちづくりを進めます。
4 健やかでぬくもりのあるまちづくり(健康・福祉・人権)
誰もが住み慣れた地域で生き生きと健やかに暮らすことができる社会を実現するため、健康・医療・福祉の連携した総合的な施策を進めるとともに、市民の主体的な取り組みや地域で活動するさまざまな担い手による活動を支援し、人権意識に支えられた、ぬくもりのあるまちづくりを進めます。
- 健康・医療の充実
地域における健康づくりや生きがいづくり活動などを支援し、健康・医療・福祉施策の連携した質の高いサービスの提供に努めるとともに、市民の生命を守る医療環境の充実を図ります。
- 地域福祉の充実
高齢者が明るく生きがいを持ち、また、障害者が自立し、安心して日常生活を送ることができるよう、ともに支え合い、助け合う地域社会づくりを進めます。
市民生活を保障する社会保障制度については、正しい理解と関心を高めることにより、制度の普及に努めます。
- 人権の尊重
市民一人ひとりの人権が尊重される社会を実現するため、人権尊重のための教育や啓発、人権擁護活動を進めます。
また、男女の性別に関わりなく互いを尊重し、責任を分かち合い、個性と能力を発揮することができるよう、あらゆる分野での男女共同参画に向けた社会づくりを進めます。
5 豊かな心と人間性を育てるまちづくり(人づくり)
地域と一体となった総合的な子育て支援の充実を図るとともに、児童・生徒の個性や能力を伸ばすため、学校や地域での教育環境を充実し、豊かな心を育み、個性ある教育を進めます。
また、市民の生涯にわたる学習機会の充実に努めるとともに、文化や芸術に親しむ環境づくりや多文化共生を進め、豊かな心と人間性を育てるまちづくりを進めます。
- 子育て支援の充実
安心して子育てができるよう、相談機能や交流機会、各種の子育て支援施策の充実を図るとともに、家庭や地域、行政などが連携して、子どもたちを地域全体で見守り、育てる体制の整備を進めます。
- 学校教育の充実
児童・生徒が豊かな人間性と自ら学び考える力を身につけ、健やかに成長するため、質の高い教育の実施と地域に開かれた学校づくりを進めます。
また、学校を地域活動の核的施設と位置づけ、広く開放を進めるとともに、多彩な人材や教育資源を活用して、特色ある教育環境づくりに努めます。
- 生涯学習の充実
誰もが身近なところで自由に学ぶことができる場や機会の提供に努めるとともに、その成果が地域に還元される環境づくりを進めます。
- 文化・交流の推進
歴史や伝統、文化などの資産の継承と活用を図るとともに、質の高い文化や芸術に親しむ環境づくりを進めます。
また、多様な文化や背景を持つ在住外国人との共生を進めるとともに、国際的な感覚や知識を備えた人材育成を図り、国際交流や支援・協力を進めます。
6 一人ひとりが輝く協働のまちづくり(市民協働)
市民が行政に参画する機会の充実を図るとともに、行政経営の効率化を進め、地方自治新時代にふさわしい、市民協働のまちづくりを進めます。
- 市民協働の推進
市民の創意と意欲をまちづくりに最大限生かすため、ボランティア活動やNP0活動など、市民の多様な自発的活動の支援に努め、市民一人ひとりが輝くまちづくりを進めます。
また、市政に係る情報の共有を図るとともに、市民、市民活動団体、事業者など、多様な主体が担うべき役割や運営のルールを明確にし、市民と行政の協働を基本としたまちづくりを進めます。
- 行政経営の効率化の推進
「小さな市役所、大きなサービス」を実現するため、最小の経費で最大の効果を生みだす、効率的で計画的なまちづくりを進めるとともに、西濃圏域の中核的機能を担う都市として、近隣市町と連携したまちづくりを進めます。