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人権について考える ~考え方と言動のつながり~ その(3) 「区別」と「差別」

[2012年2月1日]

 交通網や情報通信技術の発達により、さまざまな人たちが、密に関わり合い暮らす現代社会――。広がりを見せる日々の生活の中、一人ひとりが人権意識を持ち、物事の考え方や言動について見直してみることも大切です。
 今回は、「区別」と「差別」について考えてみたいと思います。似ている言葉ですが、意味合いに大きな違いがあります。
 「区別」とは、あるものと他のものとの違いがはっきり認められ、それにより両者を分けることです。これは誰から見ても明確であり、「目に見える分け方」であるともいえます。
 「差別」とは、偏見や先入観などの自分の価値判断を相手に押し付け、不利益・不平等な扱いをすることです。差別を生む偏見や先入観は一人ひとりの考え方であるため、「目には見えない分け方」であるともいえます。
 例えば、人間は男性と女性に区別できますが、「乗り物などの運転手は男性がいい」「介護は女性に限る」という考えなどで、職業や役割をどちらかの性別にしか認めないというのは差別となります。このように「区別」によって分けられた一方を、合理的な理由もなく不当に扱うことが「差別」といえます。
 物事を「区別」することは比較を生んでしまいがちで、その比較に主観が入ると「差別」につながりやすくなります。
 差別を受けると、その人は心に傷を残してしまいます。自分勝手な考え方や偏見といった主観で物事を判断しないように心がけ、相手の立場に立って物事を考える思いやりの心を持つことが、差別のない社会につながっていくのではないでしょうか。

人権イメージキャラクター 人KENまもるくん 人KENあゆみちゃん


(平成24年2月1日号)

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