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特集/俳句文化が息づくまち 大垣 今日からはじめる俳句づくり

[2014年2月15日]

 松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を終えた地として全国に知られている大垣市。今でも、俳句をキーワードにしたさまざまなイベントや、俳句教室が盛んに行われるなど、まち全体に俳句文化が息づいています。
 「五・七・五」のたった17音の中で、心の描写やダイナミックな自然などを表現できることが俳句の魅力。年齢に関係なく、だれでも気軽に楽しむことができます。みなさんも、季節の移ろいに心を遊ばせながら、俳句づくりを楽しんでみませんか?

俳句づくり

 
 

簡単!!俳句レシピ

 俳句の基本ルールは2つだけ。難しく考えず、自分の気持ちをリズムに乗せて言葉をつなげてみましょう。

<基本ルール>
(1)「五・七・五」の17音で詠む
 固有名詞が動かせない場合などは1音、2音多くても少なくても大丈夫!
(2)季節を表す言葉を入れる
 一句の中に季節を表す言葉(季語)を1つ入れる。
 ※季語は歳時記という本などにまとめられています。
 【例:春の季語】
  桜、梅、菜の花、クローバー、麗らか、立春、風船、入学など

<季語はあいさつ!感じて入れる>
 心に浮かんだ題材を自分の言葉で表現する。その後、その内容や思いに合った季語と入れ替える。
 【例:季語の入れ替え】
  ただ母に謝りたくて手を合わす
     ↓
  ただ母に謝りたくてバラの花(バラは夏の季語)

<香りづけの(秘)スパイス>
 「や」・「かな」・「けり」の切れ字を1つ入れてみる。
 気持ちを表すのに切れ字を使うと俳句らしさもアップ!「や」は呼びかけ、「かな」は感動、「けり」は断言するような強い調子を表現するのに効果的です。
 【例:切れ字の使い方】
  むすびの地川いっぱいの桜です
     ↓
  むすびの地川いっぱいの桜かな
おがっきぃ「俳句を楽しもう!」

 
 

気軽に楽しく俳句生活

 市俳句指導員として「奥の細道むすびの地記念館」で勤務している名和さんに、俳句づくりのコツや楽しみ方などを聞きました。

市俳句指導員 名和 茂樹さん

市俳句指導員 名和 茂樹さん


――俳句は文学的で難しいイメージが…
 そんなに難しく考えなくても大丈夫です。季節を感じ、自分の言葉で気持ちを表現することを楽しんください。

――なかなかうまく作れません
 最初からいいものを作ろうとせず、簡単なものでも、リズムに乗せているうちに個性が生まれてきます。俳句に興味を持たれたなら、句会に参加するのもいいと思いますよ。

――句会ってなんですか?
 俳句好きの人が集まり、それぞれが作った句を鑑賞しあう会のことです。市内にも句会を開く俳句結社がたくさんありますよ。句会を通して仲間ができるというのも、俳句の大きな魅力です。自分の句を評価してもらったり、他の人の句を読んだりしながら俳句は上達します。俳句の本当の楽しさはそこから始まると思います。

――これから始めようとする人に一言お願いします
 生活の中に、俳句を少し取り入れてみると、季節に敏感になりますし、普段は意識しないことにも目を向けるようになります。難しく考えず、ぜひ気軽に俳句を楽しんでみてください。そして、句に込めた自分の思いが人に伝わると、もっと俳句を好きになると思いますよ。


五七五に魅せられて

◎小島 朝日くん(8歳) 俳句歴:2年
小島 朝日くん
 小学1年生のときから「子ども俳句教室」に通っています。みんなと外に出て川や花など自然を見ながら俳句を作るのが好きです。
 家でもお父さんやお母さん、お兄ちゃんと一緒に楽しく俳句を作っています。


◎屋敷 咲衣さん(16歳) 俳句歴:数カ月
屋敷 咲衣さん
 俳句は難しいものだと思っていましたが、日常のちょっとしたことや恋愛の句などもあって、やってみると意外にこれが楽しいんです。
 高校でも友達と句会を開いて、それぞれに意見を言い合いながら俳句を楽しんでいます。


◎高木 恵理さん(42歳) 俳句歴:9年
高木 恵理さん
 子どもたちと句会を開いています。作者の気持ちやその句の場面を豊かに想像しながら、みんないきいきと俳句を楽しんでいます。
 俳句を通して、それぞれの心がつながるって本当に素敵なことだと思います。


◎村上 敏之さん(50歳) 俳句歴:数カ月
村上 敏之さん
 俳句を作るようになって家族や自然などへ思いを向ける機会が増えました。
 仕事が中心の生活の中で、ふと立ち止まって、いろいろなことに思いを馳せる時間は、とても貴重であり大切だと実感しています。


◎森川 きよ子さん(92歳) 俳句歴:32年
森川 きよ子さん
 友達と一緒に外に出て、季節を感じながら俳句を作ったり、句会に行っていろいろな人と出会ったりと、俳句のおかげで毎日楽しく過ごしています。
 私にとって俳句を楽しむことが健康でいられる秘訣ですね。


素敵な俳句に触れる

 まち全体に俳句文化が息づく大垣市には、至る所に俳句があふれています。素敵な俳句と出会うこと。これも俳句を楽しむポイントの一つです。
 まちを歩きながら、俳句に触れてみてはいかがですか?

1.ミニ奥の細道
ミニ奥の細道
 松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で詠んだ22の句を句碑にして、水門川沿いの遊歩道「四季の路」沿いに設置した「ミニ奥の細道」。「奥の細道」の旅の全行程を、愛宕神社から奥の細道むすびの地までの2.2キロメートルに縮尺して、芭蕉の足跡をたどることができます。 


2.芭蕉蛤塚忌全国俳句大会などの作品
芭蕉蛤塚忌全国俳句大会などの作品
 水門川の護岸や、四季の広場には、芭蕉蛤塚忌全国俳句大会で特選句に輝いた作品などが句碑として設置してあります。
 「ミニ奥の細道」とあわせて、俳句を味わいながら、のんびりと散策をお楽しみください。


3.16万市民投句や俳句大会の作品
16万市民投句や俳句大会の作品
 16万市民投句や俳句大会の特選句などを、高屋や郭町交差点の地下道=写真上=、奥の細道むすびの地記念館1階図書コーナーに展示しています。
 みなさんの素晴らしい作品を、ぜひご覧ください。


4.奥の細道むすびの地記念館図書コーナー
奥の細道むすびの地記念館図書コーナー
 奥の細道むすびの地記念館1階の図書コーナーには、俳句に関する書籍のほか、全国の俳句結社約150団体が発行する俳句雑誌がずらりと並んでいます。全国各地の結社がよりすぐりの作品を掲載しています。ぜひ、記念館にお越しいただき、心惹かれる俳句を見つけてみてはいかがですか?


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【“おがっきぃ”の今週の一句 更新中!】
 俳句大好き「おがっきぃ」も、毎週一句、その日の気分や季節、出来事など、感じたことを気ままに詠んでいます。市ホームページで公開中ですので、ぜひご覧ください。

 「おがっきぃ」で検索

番外編おがっきぃ



●お気軽にご利用ください!俳句なんでも相談
 俳句に関する相談を随時受け付けています。「俳句を始めたい」「うまく作れない」などと悩んでいる人は、俳句指導員が相談に応じますので、お気軽にご相談ください。

・相談会場 : 奥の細道むすびの地記念館
・開設日時 : 随時(年末年始を除く) 午前9時~午後4時 ※事前に同館(TEL 84-8430)へお問い合わせください

考えるおがっきぃ



●講師を派遣します!三尺俳句教室
 市は、「三尺俳句教室」として、2人以上のグループ・サークルなどを対象に、俳句講師の派遣をしています。仲間と一緒に、俳句づくりに挑戦してみませんか。

・ところ : 市内の会場(申込者が手配し、使用料も負担)
・内容 : 俳句指導員から、俳句の規則や魅力などを学びながら、作品づくりや句会を楽しむ ※基本は5回シリーズで、各回1時間程度
・申込 : 文化振興課(内線 784)へ

俳句教室



●俳句づくりのお供に!俳句手帳を販売中
 市は、俳句づくりに便利な俳句手帳を販売しています。季節ごとに季語を掲載しているほか、1冊に50句の俳句を残せるように編集しています。俳句づくりの一助として、ぜひ、ご活用ください。

・価格 : 100円
・販売場所・問い合わせ : 文化振興課(北庁舎3階、内線 784)へ

俳句手帳



●春の芭蕉祭「市民俳句まつり」 作品を募集!
 奥の細道むすびの地大垣「春の芭蕉祭」が奥の細道むすびの地記念館一帯で4月6日(日)に開催されます。
 大垣市観光協会は、そこで行われる市民俳句まつりの事前投句の部(一般)と英語ハイクの作品を募集しています。

・ルール : 【事前投句の部】
         (1)1人二句まで
         (2)春の季語を入れる
        【英語ハイクの部】
         (1)1人一句まで
         (2)現在形を使用し、17音節またはそれ以内で、3行の短文にまとめる(要日本語訳)
         (3)季節感を表す言葉を入れる
        ※いずれも未発表のものに限る
・投句方法 : 3月5日(消印有効)までに、大垣市観光協会などで配布の応募用紙(同協会HPからダウンロード可)または原稿用紙に、句・住所・氏名・電話番号を記入し、同協会(〒503-0923 船町2-26-1、ファックス 81-8828)へ。同協会HPからの投句も可
・問い合わせ : 同協会(TEL 77-1535)へ


難しく考えずに、楽しんで

奥の細道むすびの地俳句協会  会長 田中 青志さん
奥の細道むすびの地俳句協会  会長 田中 青志さん

 いい俳句に出会うと感動もできるし、自分が作った俳句で人を感動させることもできる。そんな俳句の世界にみなさんをお誘いしながら今日まできました。
 俳句というと、昔の難しい言葉を使うものだと思っている人が多いようですが、全くそんなことはありません。現代の言葉で、自分が感じたこと、思ったことをリズムに乗せて自由に表現すればいいんです。
 いつでもどこでも気軽に楽しめるのが俳句です。ぜひ、みなさんも俳句づくりを楽しんでもらいたいですね。


(平成26年2月15日号)

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