ページの先頭です

特集 障がい者とともに生きる お手伝いしましょうか ~車いす体験で思いやりの心を学ぶ~

[2014年12月1日]


 12月3日から9日までは、「障害者週間」です。障がいのある人を支えあい、ともに生きるためには、市民ひとりひとりが、障がいを正しく理解することが大切です。
 今回の特集では、市内小学校で行われた「車いす体験」の模様をお伝えするほか、市の障がい者福祉制度などを紹介します。
車いす体験


【安井小学校で車いす体験学習】
 福祉体験を通じて人を思いやる心を学ぼうと、11月20日と21日の両日、安井小学校で車いす体験学習が行われました。
 今回の体験学習は、大垣市社会福祉協議会から講師を招き、6年生140人が、体育館で各日2クラスごとに2時間ずつの体験授業に臨みました。
 最初に講師の佐々木さんが、障がい者福祉をテーマにした広報別冊マンガをもとに、質問形式で思いやりの心や声掛けの大切さを説明。児童たちは、講師からの問いに対し、積極的に手を挙げ答えていました。

講師の佐々木さん


 続いて、車いすの機能や使うときの注意点などの講義が行われ、児童たちは熱心に耳を傾けていました。
 その後、3~4人のグループに分かれ、車いすを利用する役、介助する役と交互に入れ替わりながら、グループごとに車いすで校内を巡りました。初めて車いすに乗る児童が大半で、慣れない車いすに戸惑いながら、バリアフリーの必要性を身をもって学びました。

車いす体験


 こうした体験学習は、市内の保育園・幼稚園・幼保園、小中高等学校で数多く行われています。市や市教育委員会は、今後も実践的な福祉教育の推進に取り組み、互いに助け合い、思いやりのある子どもたちの育成に努めていきます。


≪車いす介助のポイント≫
◎介助の基本はコミュニケーション
 …車いすがいきなり動いたら、乗っている人はびっくりします。進む・止まるなどの際には、必ず声を掛け、介助しましょう。
◎止まったときや車いすから離れるときは、必ずブレーキをかける
 …車いすが動かないよう、片手は手押しハンドルを持ち、もう片方の手でブレーキをかけます。
◎段差がある場合や凸凹している場合は、前輪を浮かせて走行
 …前輪が横を向き、ロックがかかるのを防ぐため、ティッピングレバーを踏みながら、手押しハンドルを下に押し下げ、前輪を浮かせます。
◎下り坂は、後ろ向きで降りる
 …前向きで降りると、乗っている人が転倒する危険があります。また、後ろ向きであっても、進行方向が見えない恐怖感を和らげるため、ゆっくりと降りるのがポイントです。

手押しハンドルとブレーキ
ティッピングレバ


<ひとりひとりへの思いやり>
 障がいの種類や程度は、さまざまです。このため、不安に思うことや支援を必要とすることも、人によって異なります。
 では、困っている人を見かけたらどうすればよいのでしょう。相手の思いを知るためには、まずは「お手伝いしましょうか」の声掛けです。
 見知らぬ人に声を掛けるのは勇気がいることですが、一歩踏み出し、心の壁を取り除きましょう。相手の気持ちを理解し、ひとりひとりへの思いやりの心を持つことが大切です。


◇◆Voice◆◇[体験学習で学んだこと]

『車いすに乗ってみて感じたこと』

6年1組 國枝 夏渚 さん

6年1組 國枝 夏渚 さん

 私は、今まで、車いすでの生活は思うように移動できず、毎日が大変だろうなと思っていましたが、今回の体験で車いすに乗ってみて、その大変さが今まで以上に分かるようになりました。
 いつもなら真っすぐ歩ける学校の廊下でも、車いすに乗ってだと上手く操作できず、斜めに進んで壁にぶつかってしまいました。また、段差のある場所では、友達に後ろから押してもらわないと進めませんでした。
 今回、車いすの人の気持ちが分かったので、困っている場合はお手伝いしてあげたいなと思いました。


『体験から分かった祖父の気持ち』

6年2組 中迫 紗穂子 さん

6年2組 中迫 紗穂子 さん

 私の祖父は、ずっと前から車いすで生活しています。これまで、祖父を見ても、車いす生活で困っていることは何もないかのように見えていました。
 しかし、今回の体験で、車いすを操作するのはとても難しいことだと分かりました。ちょっとした坂や段差でも上るには力が要り、介助が必要となる場合もありました。また、通りかかった人に注目され、とても戸惑いました。このとき、初めて祖父の気持ちが分かりました。
 今回学んだことは、これからの祖父の介助に生かしていきたいです。


『思いやりのある子への成長を願う』

6年学年主任 河合 麻紀 先生

6年学年主任 河合 麻紀 先生

 今回は、全員が段差やスロープでの車いす操作を行いました。車いすにとって難所となる段差では、介助役の仲間が手助けをし、力を合わせて対応する姿が見られました。
 子どもたちは、普段は気づかない小さな段差でも、視点を変えると大きな壁になることがよく分かったようです。また、一人では越えられない壁も、仲間との協力で越えられることを学んでくれたと思います。
 介助する側・される側、双方の気持ちを理解することができた今回の体験を生かし、困っている人がいたら、誰に対しても一声掛けられる思いやりのある子に成長してほしいと願っています。


【福祉について学んでみよう!!】
◆福祉学習の講師派遣
◆疑似体験グッズなどの貸し出し

 大垣市社会福祉協議会は、「高齢者」「障がい者」「バリアフリー」などをテーマとする福祉学習に対し、講師派遣や疑似体験グッズなどの貸し出しを行っています。
 市内の保育園・幼稚園・幼保園、小中高等学校はもちろん、地域での子ども会や自治会・婦人会、各種団体・サークルの福祉学習にも、ご活用いただけます。
 詳しくは、同協議会ホームページをご覧ください。

擬似体験グッズ
貸し出し備品(最大貸し出し数)
アイマスク110枚
白杖25本
点字板・点筆190セット
高齢者・障がい者
疑似体験グッズ
20セット
車いす10台

・申込&問い合わせ : 大垣市社会福祉協議会(TEL 78-8181)


【マンガで福祉の心を紹介】
 市は、障がい者福祉充実のため、さまざまな事業・サービスを行っています。
 先ごろは、広報別冊マンガ「ともに生きる」を発行し、広報11月1日号と同時配布を行いました。マンガでは、心の壁を越え、一歩踏み出す勇気を持つことの大切さ、障がい者への声掛けの実践などを紹介しています。
 皆さん、ぜひ、ご一読ください。お手元にない場合は、市ホームページでもご覧いただけます。

ともに生きる


≪障害者週間記念講演会≫
 12月3日から9日までの「障害者週間」に、全国各所で障がい者福祉の啓発活動が展開されます。
 大垣市では、12月6日に総合福祉会館で、記念講演会を実施します。参加は無料です。お気軽にご参加ください。

・とき : 12月6日(土) 午後1時~3時
・ところ : 総合福祉会館
・内容 : のぞみの丘ホスピタルの臼井潤一郎さんによる「ともに生きる~ひとりひとりへの思いやり~」と題した講演
・定員 : 250人(先着順)
・申込 : 社会福祉課(TEL 47-7298)へ


○●○障がい者福祉制度 ~主な手当・助成やサービスなど~○●○
 現在、市が市内在住の障がい者を対象に行っている各種手当・助成や福祉サービスなどの主なものを紹介します。
 詳しくは、社会福祉課(TEL 47-7298)へ。
 
【手当・助成】
 「※」印の手当・助成については、所得制限があります。
◆障害者福祉年金
 身体障害者手帳4級以上、療育手帳B1以上、精神障害者保健福祉手帳2級以上の人に、年額5,200円~20,900円を支給します。市民税課税世帯は、支給額が半額になります。
◆生活環境料金
 身体障害者手帳3級以上、療育手帳B1以上で在宅の人に、上下水道・簡易水道・し尿汲取り料金の一部を助成します。市民税課税世帯は、助成額が半額になります。
◆電話利用料金
 身体障害者手帳の視覚障害1級、聴覚障害1・2級、下肢、体幹障害1・2級で在宅の人に、電話利用料金の一部を助成します。
◆タクシー代・ガソリン代
 身体障害者手帳の下肢、体幹障害1・2級、視覚障害1級、内部障害1級、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級、特定疾患医療受給者で在宅の人にタクシーまたはガソリン代の一部を助成します。
◆交通費
 精神障害者保健福祉手帳を持っている人で通所施設へ通っている人の鉄道の交通費、また、在宅の知的障がい者および付添人が通学・通勤などにかかる交通費の一部を助成します。

【サービス】
 「*」印のサービスについては、原則、利用料の1割を負担。ただし、所得による負担上限あり
◆居宅介護
 ヘルパーが訪問し、自宅で入浴や食事などの介護を行います。
◆生活介護
 日中、施設において入浴や食事などの介護を行うほか、創作活動などを行います。
◆施設入所
 入所施設において、入浴や食事などの介護を行います。
◆訪問入浴サービス
 家庭や施設で入浴することが困難な重度身体障がい者の自宅に移動入浴車が訪問し、週2回まで入浴の介助をします。
◆就労移行支援
 一般企業などへの就労を希望する人に、一定期間施設へ通所し、就労に必要な知識の習得や能力向上のための訓練を行います。
◆就労継続支援
 一般企業などへの就労が困難な人に、通所施設などの働く場所を提供するとともに、就労に必要な知識の習得や能力向上のための訓練を行います。
◆手話通訳者などの派遣
 聴覚障がい者のコミュニケーションを支援するため、手話通訳者などを派遣します。
◆車いすの貸出
 歩行困難などにより、一時的に車いすが必要な人に、原則1か月を限度に、車いすを無料で、お貸しします。

ご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

(注意)お答えが必要なお問合せは、直接担当部署へお願いいたします(こちらではお受けできません)。


ページの先頭へ戻る