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つくしっ子通信 No.66

[2016年2月1日]

乳幼児の運動発達について

運動発達における運動とは、本来自分の力で自分の身体を動かして姿勢を変えることができることで、他人の力を借りて出来ることではありません。運動発達には順序性があり、首座り、寝返り、四つばい、お座り、つかまり立ち、伝い歩き、一人歩きという順序が望ましい発達過程です。上から下へ(頭から足へ)、体の中心から末端へと発達します。

歩くまでの過程が大切

どのような経過でも、“最終的に歩ければよい”わけではありません。

乳児の運動発達は“一連の連続した経過”をたどりながら、次の段階へと進みます一つの段階を十分獲得して次の段階へと、進むわけですから、一つの段階を飛び越して次の段階に進むことは、その動作過程を経験せずに進むことになります。(例:ずりばいから四つばいをせずに、立って歩いてしまう)

自分の体を自分でコントロールして上手に動かすためには、発達する中で自分の体を認識し、使い方を学習していくことが不可欠です。

経験不足は、その学習をしていないことになり、不安定な歩き方、姿勢の悪さ、不器用さ、転んだ時の顔のケガ等となって表れてきます。赤ちゃんは運動能力を獲得しながら、身体感覚が養われ、脳も成長し、心も育っていきます。

  うつぶせ 

うつぶせは背筋・腹筋を強くし、身体を肘で支え、重力に抗して頭を持ち上げ、いずれ手で支える(これは手の器用さに影響してくることとなります)、そのうち四つばいになりお坐りができるようになる、というように、後の発達を考えれば、避けて通ることはできません。寝返りをして一人で起き上がることは基本動作です。生後2か月頃から赤ちゃんが目覚めているときに、大人が見守りながら少しずつうつぶせの姿勢をとらせていくことが大切です。

四つばい(ハイハイ)

ハイハイは、体幹の筋肉を鍛え、手の器用さも誘発していきます

ハイハイを十分していないと、転んだ時に手は出ても支えきれず、顔をぶつけたり、よい姿勢を保つことや手足の協調運動が苦手になり、ぎこちない動きになります。体幹がしっかりすることで、手足を上手に使うことができるのです。

手の機能は、握る➩開く(離す)➩持ち替える、が重要です。四つばいの時に指がしっかり伸びていることは、“手を開く”つまり物を“離す”ことです。手の器用さは、全身の姿勢・運動発達と関係しています。

また、四つばいは足の指で床を蹴ります。この蹴りがないと、内股、外反扁平足、転びやすい等に繋がります。

お尻でいざることは、手で支えること、手足の協調運動、足指で蹴ること、

いずれも未経験となります。自分で動けるから大丈夫ではなく、将来のことを考えると、できればハイハイをしっかりさせてあげたいですね。

 

子どもは自然と歩くようになるわけではなく、周りの大人の働きかけが大きく影響を与えます。運動発達を正しく理解して関わりを持っていくことが大切です。

たばこと妊婦・子どもへの影響

たばこの煙には、ニコチンや一酸化炭素、発がん物質など200種類以上の有害な化学物質が含まれています。妊娠中に喫煙すると、おなかの赤ちゃんに十分な酸素や栄養がいきわたらなくなります。妊娠中の喫煙により子宮内胎児発育遅延がおき、母が喫煙していると出生時体重は約100g以上少ないことが環境省の大規模全国調査(エコチル調査)でわかりました。

 また、出生体重の少ない子ほど、将来、肥満になりやすく、また高血圧や糖尿病などの成人病を発症しやすい、という報告もあります。妊娠中の喫煙が子どもの将来の健康まで悪影響を与えてしまいます。

 

10人に1人が未熟児に…!

 妊婦が喫煙すると胎児の成長に影響し、出生時の身長・体重が減少するだけでなく、出生後の身体発育も悪化することが明らかになっています。

これまでの研究報告等を総合すると、幼児期あるいは思春期の小児において、身長の伸びが0.7cm~2.0cm程度減少すると言われています。

 

たばこと脳への影響

妊娠中の喫煙の最も深刻な害の1つは、胎児の脳を傷つけることです。喫煙する妊婦から生まれた子どもは、喫煙しない妊婦から生まれた子どもに比べて脳の発達が劣る傾向があります。

 これは、胎児期の脳が低酸素状態に置かれたり、さまざまな化学物質にさらされるためと考えられています。

たばこと乳幼児突然死症候群(SIDS)

 赤ちゃんが何の前ぶれもなく突然、死亡してしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)の最も大きな要因の1つがタバコです。両親が喫煙している場合と喫煙していない場合では、発生率は4.7倍です。

妊娠中にタバコを吸うと、胎児の肺がきちんと形成できず、神経伝達が欠如しやすくなります。うつぶせ寝で口が塞がり、苦しくなると一生懸命に呼吸をしようとするはずですが、反応が遅れてしまい、上手く呼吸できない状態になります。

日本でも年間数百人が犠牲となっています。

 

たばこから子どもを守るためには?

 子どもをたばこの害から守るためには、親の禁煙が一番の方法です。換気扇の下で注意をしながら喫煙しても100%の換気は行えません。有害物質を含んだ煙は、たとえ目に見えないくらい薄くなっても人の健康に影響を及ぼします。空気清浄機は、タバコの臭いは取り除けても有害物質の除去には効果ありません。ベランダや別室での分煙も意味がありません。喫煙した親の衣類についた煙からも影響があり、喫煙者の息からも有害物質が出ています。こどもを受動喫煙から守るためには、タバコをやめるしかありません。

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