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特集 ものづくりのまち おおがき さらなる飛躍を目指して (平成28年2月15日号)

[2016年2月15日]

 県内有数の産業都市として、発展を続けている大垣市―――。
 大企業や高度な技術力を有する中小製造業などが集積しており、「ものづくりのまち」として、日本を支える重要な役割を担っています。
 今回の特集では、本市の産業の特徴を見ながら、今後も発展し続けていくために必要な人材育成の状況、企業への支援策などを中心に紹介します。
 詳しくは、産業振興室(TEL 47-8609)へ。

大垣インターチェンジから車で2分という利便性を生かした横曽根工業団地

大垣インターチェンジから車で2分という利便性を生かした横曽根工業団地


【産業の「昔」と「今」】
●主要産業だった繊維工業
 大垣は明治時代以降、電気・電話・ガスなどのインフラや、鉄道などの交通網が整備されたことにより、大規模紡績工場が進出。昭和35年には、繊維工業が工業全体の約6割を占め、大垣を象徴する主要産業となりました。
当時の紡績工場の様子

当時の紡績工場の様子


●電子機械器具などが製造の中心に
 その後、時代の変化とともに企業の撤退などの影響で繊維工業は減少。現在では、パソコンや携帯電話の普及などにより、電子機械器具製造業や輸送用機械器具製造業が製造品出荷額等全体の約4割を占めています。
 また平成8年には、ソフトピアジャパンの整備により情報産業も集積され、市の新たな産業基盤となりました。
 このように本市の産業は、時代の変化に適応しながら、その時代を象徴する産業が牽引してきたのが特徴で、現在も「ものづくりのまち」として発展し続けています。

□■ソフトピアジャパン■□
 ソフトピアジャパンは、市の北東部に整備された、IT関連企業などが集まる情報産業集積地です。
 近年、スマートフォンの普及により、そのアプリケーション開発に取り組む企業も集積されてきました。平成27年4月現在、146社、2,118人が活動、売上高約350億円にのぼる中部圏のIT拠点として成長し続けています。
ソフトピアジャパン


【製造業のまち「大垣」】
●電子部品・デバイスが主要製造品
 製造品出荷額等は約4,604億円で、岐阜県全体の出荷額約4兆7,980億円の約10%を担っています。
 下のグラフでは、電子部品・デバイスが27.1%と最も多くなっていますが、それ以外も幅広い製品を造っていることが分かります。

主要製造品であるパソコン基盤

主要製造品であるパソコン基盤


●製造業のまち
 産業別従業者数を見ると、製造業に従事する人が全体の24.9%と、最も多くを占めています。一方、他の業種でも比較的割合の大きいものもあり、幅広い業種が混在する構造となっているのが特徴です。
 この製造業の割合は、全国平均の1.5倍にもなり、製造業がまちの主要産業となっていることを示しています。
出典:経済産業省「平成25年工業統計調査」

出典:経済産業省「平成25年工業統計調査」
 

出典:総務省「平成24年-経済センサス活動調査」(抜粋)
主な産業別事業所数、従業者数
分類事業所数従業者数
(人)
従業者数
全国比
製造業92719,0361.50
卸売業
小売業
2,07315,3460.95
金融業
保険業
1633,1641.45
宿泊業
飲食業
9977,5621.02
総数7,94776,5431.00
出典:総務省「平成24年-経済センサス活動調査」(抜粋)


□■あの製品も この製品も 大垣製! 優れたものづくり企業を紹介中■□
 市内で造られている数々の製造品。中には、国内シェアトップクラスの企業があるなど、日本の産業を支える事業所が数多くあります。
 現在、市役所1階ロビーでは、映像を交えながら、ものづくり企業やその製造品などを紹介しています。
ものづくり企業を紹介中

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◆次世代を担う人材育成◆

 産業が今後も発展していくためには、次世代を担う人材の育成が欠かせません。そのため、市は若年層を対象とした講座や、ものづくり従事者のスキルアップを図る人材育成講座を実施しています。

【ものづくり名工塾】
 ものづくりを継承する若手人材の確保・育成と、地元産業への関心を高め、ものづくり産業の発展につなげるため、市内企業、教育機関、工業団体などと連携を図り、体験講座を開催しています。


○小学生親子ものづくり体験講座
 平成21年から、夏休み期間中のイベントとして行っている体験講座です。
 工作キットを利用して、子どものころから機械の仕組みに触れ、ものづくりの楽しさを知ってもらいます。
親子ものづくり体験講座

○工業高校講座
 平成18年から、大垣工業高校(機械科)の生徒を対象に行っている専門的講座です。
 在学している3年間にわたって、現場体験や実習などのプログラムを組むことで、「金型」「精密加工」分野での次世代を担うプロフェッショナルを育成しています。

≪参加者の声≫
大垣工業高校3年 下林大輝くん(左)・高野泰地くん(右)

大垣工業高校3年 下林大輝くん(左)・高野泰地くん(右)


【下林くん】
 1・2年生は工場見学やインターンシップ、3年生では設計から製品の製作まで行う課題研究を行いました。
 実際に働いている人から、より実践的な技術を学べたことが良かったです。
【高野くん】
 課題研究では、成型する前の金型に少しでも凹凸があると製品に影響が出るので、磨く作業が一番大変でした。
 卒業後は、講座で学んだ技術を生かし、地域産業の発展に貢献したいと思います。

○高校生ものづくり体験講座
高校生ものづくり体験講座

 平成20年から、市内普通科高校の1年生を対象に、夏休み期間中に行っている体験講座です。
 地元企業の工場や岐阜大学金型創成技術研究センターの見学、3次元CAD実習などを実際に体験することで、理工系・製造業への進路選択を促しています。

【子ども向けIT講座】
 高度情報化社会を担う人材を育成するため、小中学生向けの「ITものづくりリーダー養成講座」、「こどもIT講座」、「プログラミングマイスター養成講座」などを開催しています。
子ども向けIT講座

【金型人材育成講座・ものづくりリーダー育成講座】
 金型事業所に在職している人の技術向上を目指す「金型人材育成講座」や、製造現場でのリーダー候補者を育成する「ものづくりリーダー育成講座」など、若年層だけではなく、就業者を対象とした講座も開催し、産業全体のレベルアップを図っています。

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◆さまざまな企業支援策◆

 市は、人材の育成とともに、企業支援による雇用創出が重要であると考えており、さまざまな支援・助成制度を設けています。
 各種制度の内容など、詳しくは、産業振興室(TEL 47-8609)へ。

【企業立地支援制度】
 次の3つの奨励金制度を設け、市内への企業立地を促進し、産業の振興と雇用の創出を図っています。

・工場等設置奨励金
・雇用促進奨励金
・設備投資奨励金

 これらは企業ニーズに対応できる制度となるよう、他の自治体と差別化を図っています。平成27年度には、県内初となる設備投資奨励金制度を導入。また、雇用促進奨励金も要件を拡充し、県内最長の期間としました。


【企業・事業者助成制度】
○人材育成
…ソフトピアジャパンなどが実施する講座の受講料を一部助成します
○販路開拓・拡大…企業展・見本市などへの出展料を一部助成するほか、日本語版・外国語版の自社ホームページを初めて制作する費用を一部助成します
○起業・創業…ソフトピアジャパンエリア内での起業に必要な経費を一部助成します

~さらなる発展に向けて~
 市は、さまざまな施策を通して産業の発展に努めてきました。しかし、少子高齢化に伴う人口減少社会の到来は、労働力不足や消費低迷をまねき、産業の縮小につながるおそれがあります。
 本市が今後も持続的に発展していくためには、移住・定住人口を増やしていく必要があり、これまで述べてきたような、若手人材の確保・育成や、企業支援による雇用創出などの産業振興策が一層求められています。
 こうした中、平成27年3月に大垣市産業振興指針を策定し、下の3項目を産業振興の推進施策の柱としました。今後も時代の変化に対応しながら、特性を生かしたさまざまな人材育成や企業支援などを、経済団体、教育機関、各種関係団体などと連携、協働し推進していきます。
三本の柱

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