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市制100周年記念「おおがきの歌」を制作 谷川俊太郎さん、賢作さんに聞く「大垣のこと、歌のこと」 (平成29年8月15日号)

[2017年8月15日]

谷川賢作さん

谷川賢作さん

谷川俊太郎さん

谷川俊太郎さん


 平成30年に市制100周年を迎える大垣市。新たなシンボルソング「おおがきの歌」を市民協働で制作するため、日本を代表する詩人で作詞家の谷川俊太郎さんと、作曲家の賢作さん親子に、ご協力いただくことになりました。今回は、7月の第1回子ども向けワークショップに参加されたお二人に、お話を伺いました。
 

大垣とのご縁は?

[賢作さん]リトミックGifuさんに、コンサートで呼んでもらったのが最初だと思います。もう10年前か、もっと前から来てると思いますね。
※NPO法人リトミックGifu(子どものためのリトミックやミュージカルのほか、表現のワークショップなどを行う市民活動団体。今回のワークショップの企画運営も行う)
[俊太郎さん]僕の場合は、だいたい80年ぐらい前ですね、小学生だったと思いますけども、もちろんまだ新幹線はなくて、東海道本線で京都にある母親の実家に、よく夏休みなんかに来てたんで、大垣を通るわけです。あと僕は柿羊羹が好きでね。そんなことが一番最初のつながりですね。
 

大垣の印象は?

[俊太郎さん]今日、大垣の歴史に関わるいろんな場所を、車で連れてってもらって見たんですね。やはり水と関わりがあるのもわかったし、それからやっぱり歴史的にすごく重要な場所だし、作詞する材料はいっぱいもらいました。
 

市の歌や校歌などをたくさん作られている?

[賢作さん]そうですね。校歌だけでも50校くらいは作ってると思います。二人では、もう30年くらいやってますね

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 今回の子ども向けワークショップでは、5~6人のグループに分かれた子どもたちが、「大垣といえば○○」など、まちのイメージをことばにまとめて発表しました。
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子どもたちとのワークショップを終えて、印象は?

 [賢作さん]子どもたちから言葉が出てくると思ってましたし、よく出てきましたよ。
 僕がふざけてたら、子どもたちもつられるんじゃないかと思ったけど、つられないですよね、クールに、客観的に見てる。
 意外な言葉も出てきたけど、自分たちで削除しようとするから、いいんじゃないの、語感が良ければいいし、ナンセンスでも良いんだよ、と。子どもたち自身の感覚で良さをわかってもらいたかったですね。
 

自分たちのまちの魅力に気づくためには?

[俊太郎さん]人間の生き方の基本にかかわってるから、簡単には言えないと思うんですけど、キーツというイギリスの詩人がいて、デタッチメントという言葉を使うんですね。それはアタッチメントの反対語なんですよ。アタッチメントというのは、こだわったりして、くっついていくほうね。デタッチメントというのは、距離を置くほうなんですけど、それは人間の生き方として、デタッチメントというもので生きるほうが、アタッチメントでいることより、客観的に見られるということがあるわけね。
 だから自分の生まれ育った土地について何か考えるときも、そこにべったりしていないほうが見えてくるんじゃないかと思うんですけどね。
 他との比較ができるし、例えば(大垣が)京都や東京とどう違うんだろうかとかを見れば、独特の値打ちというものが見えてくるような気がしますけどね。
 

今後の歌づくりにつながるイメージやキーワードは?

[俊太郎さん]大垣の特徴というのがいくつかあって、例えば自噴水、自分で吹き出てくるという自発性みたいなものをね、それは人間の比喩にも使えると思うから、そういったものをうまく入れられるといいなと思ってます。
 市長さんがね、子どもも歌えるような歌を、とおっしゃってました。それは一つヒントですね。あまり堅い市の歌ではなくて、誰もが歌えるようなね。
 校歌が最近はそういう傾向なんですよ。前は、卒業式なんかでみんなで斉唱しますというような校歌だったけども、ある時期から、遠足のバスの中でみんなで歌うというような流れになってきてるんですよ。楽しくリズミカルにみんなで歌える、というものであって、儀式的なものじゃなくなってきている。
 市の歌も、そういうものであったほうがいいんじゃないかな。
 あとは、大垣のまちを表した歌なんだけど、どこででも歌ってもらえる歌になれば、一番いい。大垣という言葉が入っていても、普通に歌える歌がいいんじゃないかな。
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 「おおがきの歌」は、子ども向けワークショップの内容や、市民から募集した大垣への思いなどを盛り込んで制作し、来年度発表します。
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谷川親子の演奏に聞き入る子どもたち

谷川親子の演奏に聞き入る子どもたち


【谷川 俊太郎(たにかわ しゅんたろう)さん】

 詩人・絵本作家。「鉄腕アトム」主題歌のほか、合唱曲など作詞多数。「スイミー」、「マザー・グースのうた」、「スヌーピー」など、数多くの翻訳も手がけている。
 
【谷川 賢作(たにかわ けんさく)さん】
 作曲家・ピアニスト。NHK「その時歴史が動いた」テーマ曲、映画「どら平太」ほか、映画音楽の作・編曲も多数。父・俊太郎さんの現代詩を歌うバンド「DiVa」を結成し、全国各地でライブ活動を展開。

 

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