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つくしっ子通信 No.74

[2018年2月6日]

生活リズムを見直そう!

 みなさん、いつも何時に起きて何時に寝ていますか?

 呼吸・哺乳・消化・排泄などの基本的な「生きる力」が生まれつき備わっているのと同じように、「睡眠」も赤ちゃんがお腹にいる間から備わっている重要な生命維持機能です。

 生まれたばかりの赤ちゃんは、昼も夜も関係なく眠っています。だんだんと日中起きている時間が増え、昼間は起き、夜は眠るという生活リズムが作られていきます。

生活リズムが脳や体の発達につながる!

 脳の内側にある視床下部という部分が食欲・睡眠と覚醒の調節などを行い、生活リズムを作っています。この部分がしっかりと育つことで、脳の外側にある大脳という言語や微細運動、思考のために働く部分が発達していきます。脳の部分同士がつながることで情緒が育っていきます。

子どもがよく眠るためには・・・

 子どもの心身の健康を守るための秘訣は、「昼間は十分に活動し、夜はしっかり眠るメリハリのある生活習慣」です。よく眠るためにできることを紹介します。

(1)    寝るときは部屋を暗くする

(2)    寝る前はテレビやスマホを見せない

(3)    寝る直前の食事は控える

(4)    毎日朝日を浴びる

   →朝日を浴びてから14~16時間ほどたつと眠りを促すホルモンが分泌されます。

(5)    家族も一緒に寝よう

(6)    昼間は楽しく遊ばせる

子ども中心の生活を心がけよう!

 子どもの生活リズムを作るには、家族の手助けが必要です。生活リズムを作るポイントは、昼は明るくして、夜は暗く静かにするということです。

 不規則な生活リズムは、元気が出ない・イライラして攻撃的・無表情などの問題も出てきます。生活の悪循環を一度に全て変えることはなかなか難しいことです。夜寝るのが遅いなと感じている方は、まず30分早く寝ることを心がけてみると良いかもしれません。

乳幼児の運動発達について

 運動発達における運動とは、本来自分の力で自分の身体を動かして姿勢を変えることができることで、他人の力を借りて出来ることではありません。運動発達には順序性があり、首座り、寝返り、四つばい、お座り、つかまり立ち、伝い歩き、一人歩きという順序が望ましい発達過程です。上から下へ(頭から足へ)、体の中心から末端へと発達します。

歩くまでの過程が大切 

 どのような経過でも、“最終的に歩ければよい”わけではありません。

 乳児の運動発達は“一連の連続した経過”をたどりながら、次の段階へと進みます一つの段階を十分獲得して次の段階へと、進むわけですから、段階を飛び越して次に進むことは、その動作過程を経験せずに進むことになります。

 (例:ずりばいから四つばいをせずに、立って歩いてしまう)

 自分の体を自分でコントロールして上手に動かすためには、発達する中で自分の体を認識し、使い方を学習していきます

 経験不足は、その学習をしていないことになり、不安定な歩き方、姿勢の悪さ、不器用さ、転んだ時の顔のケガ等となって表れてきます。赤ちゃんはいろんな運動を通して、身体感覚が養われ、脳も成長し、心も育っていきます。

うつぶせ

 うつぶせは背筋・腹筋を強くし、身体を肘で支え、重力に抗して頭を持ち上げ、いずれ手で支える(これは手の器用さに影響してくることとなります)、そのうち四つばいになりお坐りができるようになる、というように、後の発達を考えれば、避けて通ることはできません。寝返りをして一人で起き上がることは基本動作です。生後2か月頃から赤ちゃんが目覚めているときに、大人が見守りながら少しずつうつぶせの姿勢をとらせていくことが大切です。

四つばい(ハイハイ) 

 ハイハイは、体幹の筋肉を鍛え、手の器用さも誘発していきます

 ハイハイを十分していないと、転んだ時に手は出ても支えきれず、顔をぶつけたり、よい姿勢を保つことや手足の協調運動が苦手になり、ぎこちない動きになります。体幹がしっかりすることで、手足を上手に使うことができるのです。

 手の機能は、握る➩開く(離す)➩持ち替える、が重要です。四つばいの時に指がしっかり伸びていることは、“手を開く”つまり物を“離す”ことです。手の器用さは、全身の姿勢・運動発達と関係しています。

 また、四つばいは足の指で床を蹴ります。この蹴りがないと、内股、外反扁平足、転びやすい等に繋がります

 お尻でいざることは、手で支えること、手足の協調運動、足指で蹴ること、いずれも未経験となります。自分で動けるから大丈夫ではなく、将来のことを考えると、できればハイハイをしっかりさせてあげたいですね。

 

 子どもは自然と歩くようになるわけではなく、周りの大人の働きかけが大きく影響を与えます。運動発達を正しく理解して関わりを持っていくことが大切です。

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