シリーズMay I help you?(10) ~何かお手伝いすることはありますか?~ (平成30年1月15日号)
- [2018年1月15日]
- ページ番号 39037
障がいの有無にかかわらず、ともに暮らしやすい社会を実現するためのきっかけ作りとして連載中のシリーズ「May I help you?」。今回は、高次脳機能障がいの特性や必要な配慮についてお伝えします。
詳しくは、障がい福祉課(TEL 47-7298)へ。
『第10回 高次脳機能障がいがある人』
◆障がいの特性
高次脳機能障がいは、脳卒中などの病気や交通事故などにより脳に損傷を受けたことで生じる認知機能の障がいです。物事を覚えにくい、忘れやすいといった記憶障がいや、集中力が続かない、ミスが多くなるといった注意障がいなどが主な特性です。また、見通しを立てた行動が難しかったり、感情のコントロールが難しかったりと、社会生活において悩みを抱えている人もいます。
◆必要な配慮
「手順を簡単にする」、「日課をシンプルにする」など、本人の周りの環境を整えることで、心の負担を和らげることができます。コミュニケーションをとる際には、ゆっくり、分かりやすく、具体的に伝えるように努めましょう。そのほか、状況によってはメモを書いたり、図やイラストを使って伝えたりする配慮も必要です。