シリーズ 景観遺産 (令和2年5月15日号)
- [2020年5月15日]
- ページ番号 49931
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市が指定した「大垣市景観遺産」79件の魅力を順次紹介しています。詳しくは、都市計画課(TEL 47-8694)または、市HPをご覧ください。
市HP
◆金森吉次郎の像
郭町2丁目52
金森吉次郎は治山治水に一生をささげた人物であり、明治29年(1896年)の大洪水時には、大垣輪中堤防委員長として指揮をとり、水没した大垣輪中内の4万の人命を救いました。また、吉次郎は大垣城天守の石垣に当時の浸水位を刻み、碑とともに当時の惨状を現在に伝えています。この事績を顕彰する金森吉次郎の像は大垣輪中水害予防組合の提唱により、大正12年(1923年)に大垣公園内に建てられました。昭和19年(1944年)に金属供出されたため、昭和29年(1954年)に市と組合が中心となり像の再建を呼びかけ、市出身の彫刻家・中村輝によって現在の像が制作され、旧台座の上に設置されました。
◆誓運寺
船町5丁目30番地2
寺伝によると寛正5年(1464年)の創建で、大垣城下町の整備に伴い元和6年(1620年)に現船町の地へ移転しました。西側の土蔵造の外観が、享保年間(1716年~1736年)に幕府が江戸の寺院へ規制した「防火造」の様子をよく示した大垣では唯一の遺構であり、船町の景観上高い価値を有しています。また、この寺に生まれた南條文雄は近代的な仏教研究の普及に尽力し、明治21年(1888年)、わが国初の文学博士となりました。境内には、その功績をたたえる顕彰碑が建てられています。
◆イビデン株式会社 西大垣変電所
西崎町4丁目1番地1
大正10年(1921年)に建築された赤レンガ造りの建物で、この地方での発電事業、電気化学工業の歴史を、送電鉄塔らと共に今に伝えています。建物維持のために屋根の葺き替えなどを施しており、竣工当時の姿そのままではありませんが、岐阜県の「身近な歴史的建造物」に選ばれており、レトロな外見とは裏腹に東横山・広瀬・川上の3発電所の遠隔操作を行うなど、イビデンのエネルギー関係を統括する集中センターとして活用されています。
【大垣市景観遺産を募集中!】
市は、随時、景観遺産の募集を行っています。あなたの好きな景観を、ぜひご応募ください。
・応募方法 : 市役所や上石津・墨俣地域事務所、各市民サービスセンターなどで配布の応募用紙に必要事項を記入し、都市計画課(〒503-8601 丸の内2-29、ファクス 81-4869)へ ※市HPや携帯電話から応募可
応募HP