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    12月1日は世界エイズデー いま、自分にできること。 (令和2年12月1日号)

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     12月1日は、WHO(世界保健機関)が定めた「世界エイズデー」です。
     感染防止や差別・偏見解消のためには、一人ひとりが正しい知識を身につけることが必要です。この機会にエイズや性について考えてみませんか。
     詳しくは、大垣市保健センター(TEL 75-2322)へ。


    ≪「HIV」と「エイズ」の違い≫
     「HIV」とは「ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)」のことで、エイズ発症の原因となるウイルスです。
     HIVに感染すると、平均10年の潜伏期間を経て免疫力がだんだん弱くなり、さまざまな感染症の症状が現れます。これらの症状を総称して「後天性免疫不全症候群(AIDS:エイズ)」といいます。
     今のところ、予防ワクチンもなく、完治もできない病気です。


    ≪県内における発生動向≫
     県に報告されたHIV感染者とエイズ患者の累計は、令和元年12月末現在でHIV感染者192人、エイズ患者143人の合計335人です(過去に血液製剤や輸血により感染した人は含まれていません)。


    ≪感染ルートは3つだけ!≫
    (1)性行為感染・・・性行為によって感染するもので、HIV感染原因のほとんどを占めます。HIVは男性の精液、女性の膣分泌液に多く含まれます。
    (2)血液感染・・・・・・感染者の血液に直接触れたり、注射器を共同使用したりすることなどにより感染するものです。
    (3)母子感染・・・・・・HIV感染している母親からその赤ちゃんへ感染するものです。HIVは母乳にも含まれます。


    ≪日常生活では感染しません!≫
     HIVは感染力が弱いため、握手、軽いキス、せきやくしゃみ、汗、涙、同じ食器やはしの使用、つり革や便座などの共用、お風呂やプールに一緒に入るなど、性行為以外の日常生活ではほとんど感染しません。


    ≪不安なときは、検査を受けましょう!≫
     西濃保健所は、無料でHIV検査を実施しています。検査は、事前予約のうえ匿名で受けることができます。予約は、同保健所(TEL 73-1111 内線 276)へ。

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