2021年を振り返る～大垣この一年～　(令和3年12月15日号)

　今年も残すところあとわずかとなりました。皆さんにとってこの一年はどんな年でしたでしょうか。
　今回は、大垣市の一年間の市政の動きや街の出来事を振り返ります。
　
　
石田仁新市長就任
幸せを実感できる大垣へ

　4月18日に実施された大垣市長選挙で、石田仁氏が第14代大垣市長に当選し、4月22日には、市役所ロビーで市議会議員や市職員らが拍手で迎える中を初登庁しました。
　6月に開かれた第2回市議会定例会で石田市長は、「市民の皆さんが夢を語り、幸せを感じ合える大垣市を築くために誠心誠意努力してまいります」などと、市政運営に対する所信の一端を述べ、就任直後から、新型コロナウイルス感染症対策の実施や育休退園制度の運用見直しなどに取り組み、住みやすく選ばれるまちづくりがスタートしました。

　大垣市政を5期20年担ってきた小川敏前市長が、4月21日に任期満了を迎え退任しました。
　市役所8階で退任式が行われ、小川前市長は、「これまで力強く支えていただいた多くの皆さんに感謝するとともに、大垣市の限りない発展を願っています」と述べ、市役所1階ロビーでの退庁セレモニーでは、大勢の人が集まる中で花束を受け取り、大きな拍手に包まれながら市役所を後にしました。
　

　市役所新庁舎のシンボルモニュメント「翔(しょう)」＝写真＝が完成し、3月28日に記念式典を市役所で開きました。
　シンボルモニュメントは、公募で選ばれた愛知県小牧市の彫刻家・髙野眞吾さんの作品で、子どもたちが未来へ誇らしく飛翔する姿が表現されています。
　11月には庁舎東側の第2・3駐車場の利用も始まり、来年3月には庁舎西側に「丸の内公園」が全面開園します。
　
　
　
荒崎幼保園が完成　子育て支援もさらに充実
　
　改築整備を進めてきた「荒崎幼保園」＝写真＝が完成し、3月6日に完成式を開催しました。
　また、新たな子育て支援策として、育休退園制度の運用を見直したほか、新型コロナウイルス感染症に対応した「子育てオンライン相談」や、妊娠期から3歳の誕生日までの間、妊娠週数やお子さんの月齢にあった情報を配信する「おおがき子育て応援メール」を9月1日から開始しました。
　その他にも、「産婦健康診査」の費用の一部助成を始めるなど、産後の母親をサポートしています。

新型コロナウイルス対策　～ワクチン接種も進む～

　新型コロナウイルスが夏に猛威を振るい、感染急拡大に歯止めをかけるため、市独自の非常事態宣言を8月20日から9月30日まで発出し、市有施設の利用制限や市のイベント中止などの対策を実施しました。
　また、感染拡大防止に向けて医師会などの協力のもと、ワクチン接種を着実に進めました。3回目接種についても、安全・安心な接種体制を構築して実施していきます。
　その他、市独自で新型コロナの影響に対する支援も行い、ひとり親家庭への応援金や高校生世代などにギフトカードを支給し、中小企業者や個人事業主などに対する補助も継続しました。