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特集/障がいへの理解を深める <障害者週間:12月3日~9日>こだわりの"授産製品"を広めたい (令和4年12月1日号)

  • [2022年12月1日]
  • ページ番号 59865

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 障がい者施設では、障がい者の就労意欲の増進や社会参加、自立した生活につなげるため、さまざまな授産製品(自主製品)の製作に取り組んでいます。
 今回の特集では、市内の授産製品の魅力向上について検討するワークショップに参加した岐阜協立大学の学生代表3人のそれぞれの思いを紹介するとともに、市の障がい福祉に関する情報などを紹介します。

授産製品販売会

授産製品販売会の様子



学生らが製品のアイデアなどを意見交換≫
 授産製品(自主製品)の魅力や知名度を高めるため、岐阜協立大学の学生たちと市内3つの障がい者施設の担当者が製品の改良や周知方法などを検討する「授産製品魅力向上ワークショップ」が今年度3回開催されました。
 参加者らは、学生ならではの視点と現場の担当者の視点でさまざまな意見を交わしました。
 学生らは「授産製品をどう盛り上げるか」についても話し合い、消費者側の視点にとどまらず、障がい者が製品づくりにどのように深く関わることができるかにも着目し、アイデアを出し合いました。
 年度内には、今回のワークショップで出たアイデアをもとに、製品の改良などの実践に移していく予定です。
担当者と意見を出し合う学生ら

担当者(右)と意見を出し合う学生ら



製品の良さを伝えて応援を≫
~ワークショップに参加した学生の声~
 ワークショップに参加した岐阜協立大学の学生3人。今回、障がい者施設の授産製品や障がい者について知ったこと、感じたこと、授産製品のPRポイントなど、それぞれの思いを聞きました。
経済学部公共政策学科皆さん

Q授産製品を知っていましたか。どんなイメージを持っていましたか?
服部さん:私は全く知らなかったです。「授産製品」という言葉も今回初めて知りました。大垣市に授産製品を作るたくさんの事業所があり、幅広く活動されていることに驚きました。
工藤さん:私も今回初めて知りました。聞き馴染みがなかったのですが、商業施設などで授産製品と知らずに見かけたことはありました。
 
Q今回のワークショップで分かったことや発見はありますか?
北村さん:どの事業者も製品をいかに売るのかに頭を悩ませていることが伝わってきました。施設で働く利用者の皆さんが、働いた分のリターン(売上向上など)を得られるように応援したいと強く思いました。
服部さん:授産製品は製品自体に魅力があってもあまり知られていないのが課題だと思います。全く知らない人に魅力を知ってもらえるように、SNSの活用など時代に合わせたPRが必要だと考えました。
 
Q障がい者や障がい福祉施設に対して感じたことはありますか?
工藤さん:施設として、授産製品を通して障がい者にいきいきと就労してもらうことや、やりがいを持って前向きに製品づくりができるように努力されているのが印象に残りました。
北村さん:施設へ見学に行ったときに、利用者の皆さんが一生懸命働いている姿を目にしたことで、自分も働く意欲を感じました。そういった作業風景を動画などで知らせていくことも必要だと思います。
服部さん:同じ一人の人間として、「障がい者」「障がい」というフィルターを取り除くため、子どものうちから障がい者と接する場があると良いと感じました。 

菓子の製造

菓子の製造の様子
 

農作物の出荷前作業

農作物の出荷前作業の様子

Q最後に3人から授産製品のPRやメッセージをお願いします
 授産製品は魅力あふれる商品がたくさんあります。そんな製品の中から、かわいいもの、おいしいものなど、自分が好きな製品を見つけて実際に購入してみてほしいです。そして授産製品でしか味わえない魅力を知ってもらい、一人でも多くの人にファンになってもらえたらと思います。
 市内の授産製品(ページ下部に製品の一部を紹介)を購入することは、障がい者の社会参加を支えることになります。皆さんも販売している製品や活動を目にしたら、ぜひ手に取って、製品の良さを知るきっかけにしてほしいです。
 
製品の広まりが日々の仕事のやりがいに≫
 ワークショップでは、利用者の皆さんそれぞれに、「お菓子作りがしたい、お菓子作りが好き」という気持ちがあり、日々一生懸命に取り組んでいることを伝えました。
 製品が売れたり売れる場があるなど、自分たちが作ったものが広まれば、利用者の皆さんの働く意欲や日々の仕事のやりがいにつながります。
 今回のワークショップで出た学生の皆さんのアイデアを受けて、商品のパッケージに利用者が描いた文字や絵柄を入れるなど、よりオリジナリティをもたせることで、親しみをもってもらえる製品ができたらと思っています。

かがやきネットワーク尾崎真哉さん

ワークショップに参加したかがやきネットワーク 尾崎 真哉さん



【障がい者作品展】

 障害者週間にあわせて、障がい者作品展を開催します。
 ぜひご覧ください。
 
・とき : 12月2日(金)~16日(金) 午前8時30分~午後5時15分 ※土・日曜日を除く。最終日は午後3時まで
・ところ : 市役所1階多目的スペース
・内容 : 障がい者が作成した絵画や工作などの作品を展示
・問い合わせ : 障がい福祉課(TEL 47-7162)へ
 

障がい者作品展

昨年の様子



【みんなで防ごう 障がい者への虐待】

 コロナ禍の影響で、家で過ごす時間が長くなり、家庭内の虐待リスクが高くなっていると言われています。
 障がい者の中には、自分が虐待を受けていても「虐待」と認識できずに、SOSを出せない人がいます。また、暴力を受けたり無視され続けたりすることで、生きる力と自信を失い、無気力状態になってしまうことがありますので、障がい者本人から訴えのない場合は、周囲が小さなサインを見逃さないことが大切です。
 市は障がい者虐待防止センターを設置し、虐待の防止と早期発見、家族などへの支援に努めています。虐待に気づいたときは、同センター(TEL 73-0202)へご連絡ください。
 
虐待を防ぐために地域でできること
声をかけ合う…日常的にあいさつを交わし、近所の関係づくりを行う
見守り…障がい者やその家族のちょっとした異変に気づき、声をかける
相談…少しでも異変を感じたら迷わず相談機関へ相談する
通報…虐待かな?と感じたらすぐに通報する
 
 
[ご利用ください!障がい者施設の製品]
 障がい者施設では、雑貨や小物、菓子類・パンなどの食料品を製造し、販売しています。
 市内の障がい者施設が加盟する大垣市授産製品販売促進連絡会では、イベント会場やショッピングセンターなどで販売会を行い、授産製品の販売を促進するため活動しています。
 今回は、同連絡会加盟施設の授産製品を紹介します。
 
小物雑貨
 手づくりの髪留めや敷物などを製造し、販売しています。
(柿の木荘、かわなみ作業所、ぐっどらんど)
小物雑貨

食料品
 手づくりの菓子やパンを製造し、販売しています。
(かがやきネットワーク、かわなみ作業所、ぐっどらんど、ぐりんぴーす、パン工房ドリーム)

食料品-1
食料品-2
食料品-3

農作物・花苗
 事業所で野菜や花苗を育て、販売しています。
(柿の木荘、かわなみ作業所)
農作物・花苗

ヘルプマーク・ヘルプカードを見かけたらおもいやりの行動を
 ヘルプマークは現在、全自治体で配布され、周囲の人からの援助や配慮を必要としている方が身に着けています。ヘルプマークやヘルプカードについて正しく理解し、おもいやりのある行動をお願いします。
 詳しくは、障がい福祉課(TEL 47-7162)へ。
 
ヘルプマークとは
 義足や人工関節を使用している人、内部障がいや難病の人、妊娠初期の人など、障がいのある人に限らず、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない人が身に着けることで、支援を必要としていることを周囲に知らせることができるマークです。

ヘルプマーク-

ヘルプカードとは
 ヘルプカードはヘルプマークと一緒に携帯することで、周囲に具体的な配慮を求めることができます。また、いざという時のみ配慮を必要としている人はヘルプカードを携帯することで、支援が必要な時への備えとなります。 

ヘルプカード

ヘルプマーク・カードを見かけたら
 外見では分からなくても、電車やバスなどで長時間立ち続けることや同じ姿勢を保つことが難しい人がいます。ヘルプマークを見かけたら、席を譲るなどのおもいやりの行動をお願いします。
 また、災害時や公共交通機関の事故発生時など、突発的な出来事への対応が困難な人もいるため、ヘルプカードで援助を求められたり、ヘルプマークを見かけたら、積極的な声かけや手助けをお願いします。
 
 
ウィズコロナ生活で障がい者が感じているバリア(障壁)
 ウィズコロナ生活でマスクの着用や密の回避が当たり前となりましたが、障がいの特性によりマスクの着用が困難であることを理解されなかったり、密の回避により人とのつながりが減って、障がい者から援助を求めにくくなっているといった見えないバリア(障壁)が生じています。障がい者をはじめ、配慮を必要としている人へのご理解とご配慮をお願いします。
 
聴覚障がい者…マスクの着用により、相手の表情や口の形が読み取れず、コミュニケーションが取りづらい
視覚障がい者…移動の補助をお願いするときは、補助者の肩や腕をつかむため、移動の手助けをお願いしにくい
発達・精神障がい者…感覚過敏がある人は、マスクの着用ができない
難病患者…難病により、自分の意思とは無関係に咳払いや大きな声が出ることがあることを理解されず、感染防止対策の一環として、公共交通機関や店舗の利用を拒否されることがある
 
 詳しくは、市HP「新しい生活様式での障がいのある方の暮らしにご配慮を」をご覧ください。
 

QR

市HP



[配布しています!災害時障がい者支援用バンダナ]

 市は、災害時支援用バンダナを障がい福祉課で無料配布しています。身に着けることで災害時、周囲に支援が必要であることを一目で伝えることができます。
 詳しくは、障がい福祉課(TEL 47-7162)へ。
災害時障がい者支援用バンダナ画像

【障がいの区分に応じてご利用ください】
 黄色いバンダナの四隅には、下の4種類の言葉を記載。折り畳んで、利用できます。
 ・目が見えません
 ・耳が聞こえません
 ・障がいがあります
 ・医療的ケアが必要です

 
 
 
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