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特集 ちょっと待って!その電話"詐欺"かも 詐欺を防ぐのは、あなたです。 (令和2年2月15日号)

  • [2020年2月15日]
  • ページ番号 48774

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 市内では、今年に入ってから、ニセ電話詐欺被害に遭う人が急増しています。手口は日々多様化・巧妙化していて、現在ではカード回収型の預貯金詐欺が横行し、私たちの生活を脅かしています。「自分は大丈夫」と思い込まず、被害に遭わない心がけをしましょう。
 今回の特集では、詐欺被害から身を守るために、詐欺の手口について知り、私たちができることを考えます。
 詳しくは、大垣警察署(TEL 78-0110)または、市消費生活相談室(TEL 75-3371)へ。

ニセ電話詐欺写真

 
≪ニセ電話詐欺とは≫
 「ニセ電話詐欺」は、面識のない不特定多数の人に電話などで、預貯金口座への振り込みやその他の方法で現金をだまし取る詐欺の総称。主に「預貯金詐欺」「オレオレ詐欺」「架空料金請求詐欺」「還付金詐欺」「融資保証金詐欺」などがあります。
 
≪多額の被害≫
 令和元年中の大垣警察署管内でのニセ電話詐欺の被害件数は11件で、前年より15件減少し、被害額も約1,647万円と前年より約9,903万円減少しています。しかし、今年に入ってから、高齢者を狙った被害が多く発生しており、1人で400万円だまし取られたケースもあります。
 
◆大垣警察署管内の被害状況(大垣警察署調べ)

大垣警察署管内の被害状況

 
≪高齢者は要注意≫
 平成30年中の大垣警察署管内でのニセ電話詐欺の被害年齢の割合を見ると、60歳以上が約7割と全体の半数以上を占めています。特に、「預貯金詐欺」や「還付金詐欺」は、60歳以上の高齢者を標的に、言葉巧みに金銭を要求する傾向にあります。
 
◆平成30年中の大垣警察署管内での被害年齢の割合(大垣警察署調べ)

平成30年中の大垣警察署管内での被害年齢の割合
 
≪若い世代でも多発≫

 だましの手口は、多種多様にわたり、高齢者だけではなく若年層にも被害が拡大。現金の受け渡し方法も従来の「振込型」や「現金受取型」に加え、コンビニエンスストアなどで購入できる電子マネー(プリペイドカード)を悪用するものが増加しています。
 
 
 
<ニセ電話詐欺の主な種類>
 
(1)預貯金詐欺
 警察官、銀行協会職員などを名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されています。キャッシュカードの交換手続きが必要です」と言ったり、市役所職員などを名乗り、「医療費などの過払い金があります。こちらで手続きをするのでカードを取りに行きます」などと言って、暗証番号を聞き出しキャッシュカードなどをだまし取る手口です。
(2)オレオレ詐欺
 電話で親族や会社の上司、警察官、弁護士などを装い、会社でのトラブルや交通事故の示談金として現金を預金口座に振り込ませたり、宅配便や郵送などで送金させたりしてお金をだまし取る詐欺。最近では、金融機関などで振り込む「振込型」から「弁護士」や「会社の上司」をかたり、自宅や指定場所で直接現金を受け取る「現金受取型」が主流となっています。
(3)架空料金請求詐欺
 不特定多数の人に「サイト利用料金の未納がある」「無料期間が終了しているのに退会手続きがとられていない」など、ありもしない内容を口実として郵便やメールなどが送られ、今すぐ料金を支払うよう請求し、お金をだまし取る詐欺。被害者の傾向としては、20代、30代の比較的若い人が多いのが特徴です。
(4)還付金詐欺
 市役所や税務署などの公的機関をかたり、「医療費の過払い金があり、支払い過ぎていた分を返します」などと必要な手続きを装って、電話をかけてきます。その際に、「還付手続きの期限は今日までなので、急いで手続きをお願いします」などと言葉巧みにATM(現金自動預け払い機)へ誘導し、犯人の口座にお金を振り込ませようとします。
(5)融資保証金詐欺
 実際には、融資する意思がないにもかかわらず「誰でも融資します」「簡単な審査で融資可能」「担保不要」などと記載したファクスやハガキなどで融資を誘い、申し込んできた人に「手数料」や「保証金」の名目でお金を口座に振り込ませようとします。
 
 
 
<これが詐欺の手口だ>
 ここでは実際に市内で被害が発生している詐欺の手口を紹介します。
 
【Case1 預貯金詐欺】
 市内の高齢男性宅に銀行員とその上司を名乗る男から「キャッシュカードが使えなくなるので、更新手続きが必要」「口座番号や暗証番号を教えてほしい」と電話。その後、自宅を訪ねてきた男にキャッシュカードを渡し、現金を引き出されるカード回収型の預貯金詐欺が発生しました。
◇アドバイス◇
 警察官や銀行員が通帳を預かったり、暗証番号を聞くことは絶対にありません。
 今後も連続発生することが予想されますので、ご注意ください。
 
【Case2 架空料金請求詐欺】

 携帯電話のショートメールに「サイト料金の未納がある」との案内。記載されていた電話番号に連絡をしたところ、電子マネーでの支払いを指示され、30万円分の電子マネーを購入し、相手にシリアル番号を教えてしまう電子マネー購入型の詐欺が発生しました。
架空請求メールの例の写真

架空請求メールの例

◇アドバイス◇
 電子マネーの購入を誘導されたら詐欺の可能性が高いです。身に覚えのないメールが届いた時は、家族や警察に相談してください。
 
 
【Case3 架空料金請求詐欺】
 裁判所などを名乗る機関から、架空請求のハガキが届く事案が発生しました。全国的に多発している架空料金請求詐欺であり、実際にお金を支払ってしまった事例もあります。
架空請求ハガキの例の写真

架空請求ハガキの例

◇アドバイス◇
 記載されている連絡先には、絶対に連絡しないでください。
 
 
 
<ニセ電話詐欺から身を守るために>
 
【その(1) 詐欺で使われる定番キーワードを知る】
 
[ニセ]息子や孫から
・レターパックや宅配便でお金を送って
・ぼく(わたし)の代わりに同僚が家に受け取りに行くからお金を渡して
・ATMでお金を振り込んで
 
[ニセ]金融機関から
・あなたの銀行口座が悪用されています。銀行協会の職員が伺いますのでカードを預けてください
 
 [お金の話が出たら警戒を!]
 
【その(2) 事前の備えが 詐欺被害を防ぐ有効な手段】
 
◇電話に出る前のひと工夫

 着信があってもまずは留守番電話で受けましょう。詐欺師は音声を残すことを嫌い、直接話すことを好みます。家族内で電話の際の合言葉を決め、相手を確認できたら受話器を取りましょう。
 また、非通知の電話を自動的に拒否する「非通知着信拒否設定」や、電話に自動録音機を設置する方法なども詐欺被害防止に有効です。
◇お金の話になったら一旦切る
 詐欺師は「今日中でないと間に合わない」「今すぐ手続きしないと法的措置をとる」など、こちらに考える隙を与えないよう焦らせてきます。電話でお金の話になったときは、どれだけ急がされても一旦電話を切ってください。
 
ニセ電話詐欺の相談は、大垣警察署(TEL 78-0110)へ
 
 
 
~インタビュー~
ニセ電話詐欺の撲滅に向けて

 
県下ワースト1の被害!
 大垣警察署管内においては、非常に多くのニセ電話詐欺被害が発生しており、平成28年から平成30年にかけて、3年連続で被害件数、被害額ともに、岐阜県下22警察署の中でワースト1になっていました。
 令和元年中の被害件数、被害額は前年に比べ減少しましたが、今年に入ってから特に、警察官や銀行員などを装った、キャッシュカードを回収する手口の預貯金詐欺が多く発生しています。
 また、このほかにも、架空料金請求詐欺や還付金詐欺などの被害も後を絶ちません。
 
不審な電話は警察へ
 これらのニセ電話詐欺については、その多くが電話を通じて犯人側から突然皆さまへ接触を図ってきます。皆さまからの情報をもとに、関係機関と連携を図りながら被害防止に努めてまいりますので、お金にかかる不審な電話があった際にはすぐに、警察へ通報してください。
大垣警察署生活安全課 亀山 真弘 課長写真

大垣警察署生活安全課 亀山 真弘 課長

 
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