大垣市の河川の概要
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大垣市は濃尾平野の北西部にあって岐阜県西南部に位置しています。
また、木曽三川をはじめ大小河川による水との戦いの長い歴史を通じて、集落を単位として周囲を堤防で囲い(輪中)、川からの浸水を防ぐ特有の輪中地帯を形成しています。
本市、大垣地域は揖斐川とその支流である牧田川、相川、平野井川などが市域の外周部を流れ、杭瀬川、大谷川、水門川などが貫流しており、15もの一級河川が流れています。これらの川に通じる排水路によって、市内に降った雨の内水排除はされていますが、幹線排水路のほとんどは、河川の水位上昇に伴い、自然排水ができなくなり機械排水に頼らなければなりません。
上石津地域は、広大な山林と中小河川が特徴であり、中央部を貫流している一級河川牧田川やその支線である一級河川藤古川等の5河川によって、地形勾配を利用し自然排水がなされています。
墨俣地域では、その周辺を一級河川長良川及び犀川が流れているが、雨水排水は、準用河川中須川により安八町を流下し、揖斐川に排水がなされている。当地域も大垣地域と同様に一級河川の水位上昇に伴い、自然排水ができない状態で、機械排水に頼らなければなりません。
市では、一級河川改修事業については、管理者である国や県に早期改修を働きかけるとともに、平成16年の台風23号において浸水被害が発生した地域の被害解消を目的とした「10か年整備計画(平成18年から平成27年)」を平成18年に策定し、内水排除施設の整備を進めてきました。平成27年に「大垣市排水基本計画(大垣地域)」を見直し、併せて継続的な治水安全度向上・施設維持のために策定した「大垣市第2次治水10か年計画(平成28年から平成37年)」に基づき内水対策などの事業を計画的に実施しています。
また、砂防事業の実施にあたっては、過去に発生した災害の多くが地形的特徴に起因しているため、地形的特徴を把握し、予防を中心に施策を進めています。
大垣市内を流れる河川 ~大垣・墨俣地域~
大垣市内を流れる河川 ~上石津地域~
大垣市を流れる河川の状況
河川名 | 延長(m) | 河川名 | 延長(m) | ||
1 | 揖斐川 | 91,903 | 12 | 薬師川 | 1,900 |
2 | 長良川 | 144,612 | 13 | 泥 川 | 4,845 |
3 | 杭瀬川 | 23,880 | 14 | 奥 川 | 3,000 |
4 | 牧田川 | 37,180 | 15 | 平野井川 | 3,020 |
5 | 水門川 | 14,500 | 16 | 加納川 | 1,875 |
6 | 中之江川 | 5,782 | 17 | 犀 川 | 12,893 |
7 | 新規川 | 2,859 | 18 | 藤古川 | 9,501 |
8 | 大谷川 | 8,443 | 19 | 今須川 | 11,269 |
9 | 相 川 | 18,127 | 20 | 赤尾川 | 3,270 |
10 | 菅野川 | 3,500 | 21 | 東谷川 | 1,890 |
11 | 矢道川 | 1,100 |
河川名 | 延長(m) | |
1 | 南方川 | 1,200 |
2 | 一色川 | 470 |
3 | 曽根川 | 3,000 |
4 | 江西川 | 4,900 |
資料:河川調書(岐阜県)
※準用河川一色川は大垣市指定分の延長になります(安八町指定分は含みません)