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    新しい生活様式の中での障がいのある方の暮らしにご理解を

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    • ページ番号  30598

     新型コロナウイルスの感染拡大により、日々の生活様式は大きく変化しました。そのような中、障がいのある方から、暮らしの中で障がい特性により、感染防止対策ができないことがある、困っていることがあるという声があります。その一方で困っている時に周りの方から配慮されたことがあり、嬉しかったという声があります。

     新しい生活様式の中での障がいのある方の暮らしを知っていただき、障がいのある方をはじめ、配慮が必要な方に対するご理解とご配慮をお願いします。


    障がいのある方からの声

    聴覚障がいの方

    困っていること

    • マスクで相手の表情や口の動き、形が読み取れず、コミュニケーションがとりづらい。
    • ソーシャルディスタンスにより接触を避ける人が増えて、手助けをお願いしづらくなった。


    嬉しかった配慮

    • 説明の際に身振りをつけて説明していただいた。
    • 企業等の窓口で筆談の用意がされているところが多くなった。


     聴覚障がいの方は視覚を中心に情報を入手しており、人と会話するときは相手の口の形や表情を読み取って話の内容を補っている方が多くみえます。聴覚障がいの方とコミュニケーションをとる場面があれば、身振り手振りを加えて会話をしたり、コミュニケーションツールを筆談にしていただくなどご配慮をお願いします。

    視覚障がいの方

    困っていること

    • レジに並ぶときに前後のスペースを空ける目印が分からない。
    • 消毒液の設置場所が分からない。
    • 相手との距離が分からず、ソーシャルディスタンスを保つことが難しい。
    • 商品を触ったり、目の近くまで寄せないと確認ができないが、それが周りに理解されないという不安がある。
    • 移動の補助をしてもらうときは相手の腕や肩をつかむため、コロナ禍で周りの方に移動補助をお願いしにくい。


    嬉しかった配慮

    • お店でコロナ禍でも積極的に「お手伝いしましょうか」と声をかけていただいた。
    • コロナ禍でも平時と変わらず、移動補助をしていただいた。


     視覚障がいの方は物に触れることで場所や商品を確認しています。外出時、周りの方に障がいの特性を理解してもらえず、外出を避けているため、日常の買い物も十分にできないという声があります。街中で視覚障がいの方を見かけたら、障がいの特性にご理解いただき、困ってみえるときは声をかけるなどのご配慮、ご協力をお願いします。

    呼吸機能障がいの方

    困っていること

    • マスクを着けることで呼吸がしにくく、苦しくなる。
    • マスクを正しく着けることができず、それが周りに理解されにくい。



     呼吸器に障がいがある方は不織布マスクなどをつけることで呼吸がしにくく、マスクを着用することが難しい場合があります。
     障がいがあって、マスクを着けたくても着けられない人がいることへのご理解をお願いします。

    肢体不自由(上肢・下肢・体幹機能障がい)の方

    困っていること

    • 外出制限により、安全に運動できる場所に出かける機会が減り、運動不足になる。


    嬉しかったこと

    • 近所を歩きながら歩行のリハビリをしていた際、外出している理由を理解して、励ましの言葉をかけていただいた。



     上肢・下肢・体幹機能障がいのある方はリハビリや健康維持のため、施設等で運動を行っている方がいますが、コロナ禍の施設利用の制限により、近所を散歩しながら歩行のリハビリをする方が増えたようです。不要な外出をしているとみなすのではなく、その理由や目的について、ご理解をお願いします。

    発達障がい・精神障がいの方など

    困っていること

    • 感覚過敏により、マスクを着けることができず、それが理解されにくい。
    • コロナ禍で変化した生活や環境に戸惑い、パニックになりやすい。


     発達障がい、精神障がいといっても障がいの程度や状態は人それぞれですが、上記のようにマスクを着けられない方や新しいことに対応できずパニックになる方も見えます。マスクを着けていないことから感染症対策をしていないとみなすのではなく、「何か事情があるのかも」と想像し、ご理解をお願いします。また、パニックになった方に偏見や恐怖心をもたず、やさしく、穏やかに声をかけるなどご配慮をお願いします。


    難病の方

    困っていること

    • 難病のひとつであるトゥレット病は自分の意思とは無関係に大きな声がでたり、咳払いや鼻を鳴らすなどの症状がありますが、周りの方は咳払いを新型コロナウイルスによるものと判断し、公共交通機関や店舗の利用を拒否されることがある。


     現在、厚生労働省が指定する難病の数は330以上あり、それぞれの病気で症状等は異なりますが、上記のように周囲の方から理解してもらえず、日常生活でストレスを受けることがあるという声があります。咳等をしているのを感染症の症状であるという先入観を持たず、さまざまな難病の症状である方もみえますので、ご理解をお願いします。


    ヘルプマーク・ヘルプカードについて

    ヘルプマークとは

     聴覚障がいや発達障がいのように外見からでは分からない障がいをお持ちの方の多くは、ヘルプマークを身に着けてみえます。

     ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、障がいの方に限らず、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方が身に着けることで支援を必要としていることを周囲に知らせることができるマークです。ヘルプマークを身に着けている方がみえましたら、その事情へのご理解とご配慮をお願いします。

    ヘルプカードとは

     ヘルプマーク同様、障がいのある人など援助が必要な人が携帯し、周囲に援助や配慮をお願いするためのカードです。必要としている援助などを具体的に記載することができるため、ヘルプマークと合わせて携帯することで周囲に援助を求めやすくなります。
     また、いざという時のみ援助を必要としている人は、ヘルプカードを携帯することで、支援が必要な時への備えになります。

       

    配布先

     ヘルプカードは下記の場所で配布しております。ご要望の方はお気軽にお越しください。

    • 大垣市役所 障がい福祉課
    • 上石津地域事務所 市民福祉課
    • 墨俣地域事務所 市民福祉課
    • 西濃県事務所 福祉課
    • 岐阜県庁 障害福祉課


    お問い合わせ

    大垣市健康福祉部障がい福祉課[1階]

    電話でのお問い合わせはこちら

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