ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

このページを一時保存する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置

つくしっこ通信 No.83

  • [2020年5月1日]
  • ページ番号 49597

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

口の中の観察ポイント ~歯が生える前から観察を~

1.4・5か月ごろ

上あごと下あごの歯ぐきの部分が、これから生えてくる歯のふくらみがみられます。

2. 7・8か月ごろ

下の前歯「乳中切歯(にゅうちゅうせっし)」が2本生え始めてきます。

最初に生えてくる乳歯は、下の前歯が多いですが、上の前歯が先に生えてくることもあります。早いお子さんは4~6か月ごろから生えることもありますので心配いりません。

3.上唇小帯(じょうしんしょうたい)

上あごの真ん中の粘膜のひだ部分は上唇小帯といいます。上の前歯が生えて、仕上げ磨きをするときに気をつけないと痛がってはみがきを嫌がる原因になります。

4.舌小帯(ぜつしょうたい)

舌の裏側の正中部には、舌小帯という粘膜のひだがついています。このひだが短い(舌がハートになる)と、母乳やミルクの飲みが悪い場合があります。また、言葉の滑舌にも影響する場合があります。

5.上皮真珠(じょうひしんじゅ)

歯ぐきや、上あごに小さな白い球形のかたまりが1個から数個みられます。歯をつくった組織が吸収されず残ったもので、自然に消失しますので、治療の必要はありません。

6.先天生歯(せんてんせいし)

生まれたときすでに歯が生えていることをいいます。ほとんどが、下の前歯(乳中切歯)です。通常より早く生えるため、歯の形が未熟で表面のエナメル質が薄いため色も黄色になることがあります。

7.癒合歯・癒着歯(ゆごうし・ゆちゃくし)

下の前歯2本の歯がくっついて1本の歯のようになっている歯のことをいいます。歯のつなぎ目がむし歯になりやすいです。

※お口の中で心配なことがあれば、小児歯科医院・保健センターで相談しましょう。

子どもの好き嫌いと上手に付き合うコツ

 味には「甘味・塩味・旨味・酸味・苦味」の5味があります。なかでも酸味と苦味は腐敗や毒を意味し、本能的に避けようとする傾向があります。そのため酸味や苦味が強い野菜が嫌いな子どもが多いのです。

 しかし、野菜にも甘味が強く食べやすいものも存在します。大切なのは野菜に慣れさせていき、徐々に酸味や苦味のある野菜にステップアップさせていくことです。

「甘味・塩味・旨味」が詰まった食べやすい野菜からチャレンジ!

「じゃが芋・さつま芋・とうもろこし・きゅうり・かぼちゃ・枝豆・人参・トマト・大根」は、本能的に受け入れやすい傾向にあります。苦手意識が強いなら、おやきやスープにして野菜が分からないように食べさせるのがお勧めです。

調理法でも野菜の食べやすさは変わる!

調理法を変えるだけでも甘味や旨味が増します。

熱を加える

野菜は熱を加えた方が甘くなる食材が多く、子どもでも非常に食べやすくなります。

玉ねぎ・じゃが芋・キャベツ・大根・人参など

野菜本来の甘味を美味しいと感じてもらってからレシピを増やしていくと、野菜を克服しやすくなります。

野菜の切り方を変える

繊維の切り方にもひと工夫してみましょう。繊維を切ると野菜の細胞が壊れて、野菜本来の成分が出やすくなります。たとえば子どもがなかなか食べないピーマンは、輪切りにすると苦味が増すので苦手意識に拍車がかかります。そのためできるだけ繊維に沿って切るようにしましょう。逆に人参やきゅうりは輪切りにした方が甘くなります。

食べる環境も変える!

非日常での食事は、好き嫌いを克服するチャンスとなります。

  • ピクニック風にレジャーシートの上で食べる
  • お弁当箱に詰めてみる
  • お子様プレートを作る
  • 公園で食べる

調理法ももちろん重要だが、思っている以上に環境も作用します。いつもとレシピを変えたら、環境もガラッと変化させてみましょう。

ちょっとした工夫で野菜を食べてもらおう!

一口でも口に入れたら過剰なほどに褒めて、次に繋げていきましょう。苦手意識を取り除き、食べることで快の感情が手に入ることを覚えれば少しずつでも野菜を好きになれます。まずは食べやすい野菜から挑戦して、少しずつ苦味・酸味のある食材にも挑戦していきましょう。

毎年6月は「食育月間」、毎月19日は「食育の日」

家族で一緒に料理をしたり、食卓を囲みましょう♪

お問い合わせ

Copyright (C) Ogaki City All Rights Reserved.