知って予防!慢性腎臓病(CKD)
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成人の8人に1人が発症する慢性腎臓病(CKD)は、重度になるまで自覚症状はほとんどなく、気づかないまま放置し、病気の進行により透析療法等が必要となります。
この病気は、高血圧や糖尿病を適正に治療し、生活スタイルを見直すことで、予防や改善が可能なため、定期的に腎機能をチェックして、発症・進行を防ぎましょう。
腎臓とは?
腎臓はそら豆のような形をした臓器で、腰の辺りに左右1個ずつあります。腎臓は血液を濾過し不要なものを尿として体外へ排出します。
慢性腎臓病(CKD)とは?
何らかの原因で腎臓の機能が低下した状態をいいます。生活習慣病(高血圧や糖尿病など)や慢性腎炎が原因となることが多く、患者数は1,330万人と推計されています。
慢性腎臓病(CKD)を放置すると?
体外へ排出されるはずの不要なものが体内に溜まり、むくみがでたり、血圧が高くなったりします。適切な治療を受けないと、腎不全へと進行してしまい、透析治療や腎移植が必要になる場合があります。また、脳卒中や心筋梗塞のリスクも高くなることが分かってきています。
腎臓の状態をチェックしましょう
慢性腎臓病(CKD)の早期発見のためには定期的に検査を受けることが大切です。
年に1回は健康診断を受診し、ご自身の腎臓の状態を把握しましょう。
≪注目する検査項目≫
●尿たんぱく
腎機能が低下すると、尿の中にたんぱく質がもれ出てきます。疲れやストレスなどで一時的に出る場合がありますので、健診で尿たんぱくが陽性の場合は必ず再検査を受けましょう。
eGFRは血清クレアチニン値や年齢、性別などで計算され、腎機能がどの程度残っているかを推定することができます。eGFRが60ml/min/1.73平方メートル未満の場合は病院で相談しましょう。
慢性腎臓病(CKD)を予防するために
食べ過ぎや、塩分・脂肪分の摂りすぎに注意し、バランスの良い食生活を心がけましょう。適度な運動でストレスを発散しましょう。
生活習慣病や動脈硬化と深く関わっています。肥満や高血圧、糖尿病、高脂血症がある方は主治医の指導のもと、検査値を適正にコントロールしていきましょう。
もっと知りたい方は・・・
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