つくしっこ通信 No.89
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家族みんなで感染症を予防しよう!
例年、12~4月頃はインフルエンザの流行期に入ります。
今冬も、インフルエンザのみならず、新型コロナウイルス感染症に注意が必要です。インフルエンザ対策は、新型コロナウイルス感染症対策としても有効です。家族の中で、乳幼児や高齢者は特にご注意ください。
インフルエンザはどのように感染する?
インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つです。
(1)飛沫感染
感染者の咳やくしゃみ、会話などにより飛び散ったウイルスを鼻や口から吸いこむことで感染します。
(2)接触感染
ドアノブや手すりなどに付いていたウイルスに触れた手で、鼻、目、口などをさわることで感染します。
かからない、うつさないために
(1)手洗いをしっかりと
外出から帰ったら、まず手洗いを。手のひら、甲、指先、指の間や手首までしっかり洗いましょう。アルコール消毒も効果的です。
(2)マスクを着用する
マスクの着用も感染症対策には有効です。ただし、2歳未満のお子さんは身体的な負担や取り扱いの困難さから、マスク着用の必要はありません。
(3)人ごみは避ける
人との距離を保つことや、できるだけ人混みを避けることで、ウイルスに接触する機会を避けましょう。人ごみを避けることでリスクを減らせます。
(4)生活習慣で抵抗力をつける
適度な運動、休養とバランスの良い食事で体の抵抗力を高めましょう。特に睡眠は大切です。
(5)室内の換気と加湿
こまめに部屋を換気しましょう。また、空気が乾燥すると感染症にかかりやすくなります。湿度は50~60%に保ちましょう。洗濯物を室内に干すことも有効です。
(6)予防接種で重症化を防ぐ
インフルエンザの予防接種は「任意接種」です。日本では、例年12~4月頃に流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えるので、12月中旬までにワクチン接種することが望ましいです。接種回数は、原則13歳未満の人は2回、13歳以上の人は1回です。
発熱などの症状がある場合は…
・まずは、かかりつけ医等の身近な医療機関に電話相談し、案内にしたがって受診してください。
・熱が下がっても、インフルエンザウイルスは体内に残っていますので、数日は学校や職場などに行かないようにしてください。
緊急時もあわてない! 子どもがいる家庭の災害対策
地震などの災害はいつどこで起きるか予測することはできません。特に、子どもは、避難に大人の助けが必要になります。また、おむつや離乳食、ミルクなどの生活品は災害時に手に入りにくくなります。被害を最小限に食い止めるために、日ごろから万一に備えておきましょう。
普段の備えのポイント
(1)最低3日分程度の食品や飲料水などの備えを
電気、ガス、水道などライフラインが使えなくなった時のために用意しましょう。
(2)持ち出し袋を作って実際に持ってみる
両手が使えるように、子どもを連れても持てるようにということを考えて用意しましょう。
(3)アレルギーや持病がある場合は、必要な食べ物や薬などを準備する
アレルギー用ミルクや特殊ミルク、アレルギー対応の離乳食などは、災害状況によってはすぐ手に入らない場合もあります。また、災害時は、お母さんにも疲労やストレスがたまるので、普段のように母乳が出ない可能性があります。
(4)避難場所、避難所や避難経路などを調べておく
最寄りの避難場所、避難所を確認し、家族や友人と連絡方法を確認しておきましょう。
母子に必要な持ち出し品の例 (※お子さんの年齢に応じてご用意ください)
必ず携帯するもの : 母子手帳、保険証
・水(ミルクの調乳には軟水を選びましょう) ・粉(液体)ミルク ・哺乳瓶(紙コップ) ・離乳食 ・離乳食用スプーン ・紙おむつ(成長に合わせたもの) ・おしりふき(体ふきにも使えます) ・大判ハンカチ(授乳の際や目隠しとして使えます) ・子どもが遊べるおもちゃ ・子ども用マスク
地震が起きたら、どうすればいいの?
地震が起きた時、お子さんが身を守るためにはどうしたらよいでしょうか。
(1)キッチンには、呼び寄せない
地震が起きた時、キッチンはとても危ない場所になります。
家具を固定していたとしても、棚が開いたり、冷蔵庫の扉が開いたりして、中のものが飛び出して散乱してしまいます。包丁が飛んで来たり、料理中のスープなどが飛び散ったりして、けがややけどをしてしまうかもしれません。
危険な場所にお子さんを呼び寄せることになりますので、とっさにお子さんの名前を呼ばないようにしましょう。
(2)畳1畳分の何もないスペースを作っておく
地震が起きた時、何も倒れてこないような安全なスペースを確保しておくことが大切です。そのスペースをキャラクターなどで示しておくなどして、日ごろから、地震が起きた時はそのスペースに逃げるように伝えておきましょう。
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