一緒に考えてほしい　ひきこもり

　ひきこもりとは、さまざまな要因の結果として、社会的な参加を避けて、自宅以外の生活の場が長期に渡って失われている状態をいいます。

　ひきこもりは、「怠けている」わけでも「甘えている」わけでもありません。ましてや単一の病気でもありません。私たちは、ストレスが大きすぎて自分ではどうすることもできなくなったときに、これ以上疲れないために外からの刺激を遮断することがあります。この状態が続くことが、いわゆる「ひきこもり」です。

　ひきこもりは、原因が多様でわかりにくいため、解決に時間がかかることが多いです。

　また、就学・就労の問題にとどまらず、すべての年代の生きやすさへの支援が重要な課題と考えられています。

　大垣市は、ひきこもりに関する課題に取り組むために、令和元年7月にひきこもり支援プロジェクトチームを立ち上げました。メンバーは、市の社会福祉課、障がい福祉課、高齢福祉課、保健センターと市社会福祉協議会の相談に携わっている職員です。毎月行うプロジェクトチーム会議において、研修会やケース検討、相談会の実施、また居場所づくりや講演会の企画等を行うなど包括的な支援体制の充実に取り組んでいます。

　・自分なりの生活リズムを見つけましょう。

　・物事に対する考え方や見方を変える工夫をしましょう。

　・第三者の力も利用してみましょう。

　・安心できる雰囲気づくりを心がけましょう。

　・家族自身が生活を楽しみましょう。

　・家族だけで抱え込まずに、関係機関に相談しましょう。

　社会福祉士、保健師、精神保健福祉士等がお話を伺い、みなさんと悩みを共有し、これからのことを一緒に考えます。

　大垣市役所　社会福祉課（経済面での生活の困りごとなど）　TEL47-7214

　　　　　　　障がい福祉課（障がい全般に関する相談）　　   TEL47-7298

　　　　　　　高齢福祉課（介護に関する悩みなどの相談）　   TEL47-7416

　　　　　　　保健センター（こころと体の相談）　　　　　　  TEL75-2322

　大垣市社会福祉協議会（生活困窮に関すること）　　　　　　 TEL75-0014

ひきこもりのご本人やご家族の方の交流の場です。

家族会、当事者会は、NPO法人仕事工房ポポロが運営しています。

仕事での失敗、パワハラ、そして不登校からのひきこもりなど、人間関係のつまづきから、人が怖いなど人間関係がうまくつくれず、社会からの距離をとる若者が増えています。

「わが子だけが・・・」という孤立感と、「親も高齢になってこのままでどうなるのか」と将来の不安が重なり、誰にも相談できずに疲れ果てておられるご家族もいるかもしれません。

「家族の会」は、そんな辛い思いを抱えてこられた方が、今のこと、そして、これからのことを話せて、聴きあって、考えていける場所です。「家族の会」は途中からの参加も可能です。

大垣市綾里地区センター　（大垣市綾野6丁目111-1）

原則第4日曜日　14時から16時　（途中での入退場は自由です。休憩スペースもあります。）

※開催日の詳細については、090-7432-9158（NPO法人　仕事工房ポポロ）まで

学齢期を過ぎたひきこもりやひきこもりがちなお子さまがいるご家族

（お子さまの年齢に上限はありません。）

ひきこもったり、生きづらしさを感じている人たちが、安心して集まって、話せる場所、いつ来てもいいし、いつ帰ってもいい、月に1日だけの居場所「でんでんむしの会」に参加してみませんか。

「でんでんむしの会」には、元ひきこもりやひきこもりがちだった当事者がサポートメンバーとなってみなさんをお待ちしていますので、安心してお越しください。

同時間帯に「家族の会」も行っているため、ご家族の同伴も可能です。

悩んでいるのは自分だけじゃないとわかるだけでも、気持ちが楽になるかもしれません。

大垣市綾里地区センター　（大垣市綾野6丁目111-1）

原則第4日曜日　13時30分から16時00分　（途中での入退場は自由です。休憩スペースもあります。）

※開催日の詳細については、090-7432-9158（NPO法人　仕事工房ポポロ）まで

ひきこもったり、生きづらさを感じている人たち（年齢不問）

NPO法人　仕事工房ポポロについては、公式サイトをご確認ください。

→仕事工房ポポロのサイトへ