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    人権について考える 刑を終えて出所した人の人権 (令和5年6月15日号)

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    • ページ番号  62159

     刑を終えて出所した人やその家族に対する偏見や差別は根強いものがあります。
     社会復帰を目指す人の中には、更生意欲があるにもかかわらず、就職時の不当な差別、住居確保の困難、身近な人からの差別などにより、社会復帰の機会を奪われたり、経済的に困窮したりするなど、厳しい現実に直面することがあります。
     また、刑を終えて出所した人の中には、社会復帰が円滑にできないことから再犯を繰り返す人もおり、安全安心な社会を形成していくうえで、再犯防止が課題となっています。
     こうした中、国においては、平成28年12月施行の「再犯の防止等の推進に関する法律」に基づく「再犯防止推進計画」を策定し、再犯防止のためのさまざまな施策を推進しています。
     刑を終えて出所した人が真に更生を果たし、再び円滑な社会生活を営むためには、本人の意欲と併せて、家族、職場、地域社会の理解と協力が不可欠であり、偏見や差別意識を解消するための啓発活動、社会復帰しやすい環境づくりを推進していく必要があります。
     詳しくは、人権擁護推進室(TEL 47-8576)へ。
     
     
     
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