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つくしっこ通信 No.98

  • [2024年2月1日]
  • ページ番号 64260

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親子で楽しく♪ 「からだ」と「こころ」づくり

 子どものからだと脳の土台は、0~6歳の時期に育まれます。日常生活の中で、五感を働かせながら全身をしっかりと動かすことが、からだと脳の発達を促します。特に「体幹」を育てていくことが、この時期には大切です。

体幹って?

 体幹は、頭と手足以外の胴体の部分のことです。体幹にはインナーユニットと呼ばれる4つの筋肉(横隔膜・多裂筋・腹横筋・骨盤底筋群)があります。
 これらがしっかりと働くことで、楽に姿勢を保ったり、からだを思い通りに動かすことに役立っています。
 また、体幹を育てることは、集中力を高めたり、こころを安定させることにも関係があるといわれています。
 体幹を構成する筋肉は「筋膜」と呼ばれる膜で上下の筋肉と繋がっており、その繋がりは首や舌、足の裏まで続いています。そのため、しっかり舌を動かすことや、足の指で踏ん張ることなども、体幹の発達に影響してきます。

「はいはい」をしっかりと!

 1歳になるまでの過程で覚えていく「はいはい」の動きは、体幹を育てるだけでなく、歩けるようになってからの運動能力に関わってきます。
 転んだ時に手が前に出せる、物が上手に持てる、からだの使い方が上手になる、など今後の成長にとっていいことがたくさんあります。しっかりと「はいはい」をしましょう!

こんな「苦手さ」ありませんか?

・手先が不器用 ・落ち着きがない ・何事にも消極的 ・集団あそびをしない ・ボールがうまく投げられない など

一見「体幹」とは関係のない苦手さも、元をたどれば体幹の弱さが原因であることもあり、体幹を育てることで、上記のような「苦手さ」の解消が期待できるかもしれません。


体幹を育てるための「からだを使った遊び」の紹介

【乗り物、お馬さんごっこ】
両脇を支えて、大人の膝の上に乗せます。
大人は「右に曲がります」、「左でーす」などと言いながら、馬などに乗る感覚でからだを左右に揺らします。からだを傾ける感覚や、それを立て直す力もついてきます。

【手押し相撲】
両膝立ちになって、お互いに向かい合わせになって両手を合わせ、押し合います。足が前後左右に動いたり、尻もちをついたり、両手が離れたら負けです。

【新聞棒で綱渡り】
新聞を丸めて「新聞棒」を5本ほど作って並べ、平均台のようにその上を歩いて遊びましょう。新聞棒がなくても、線の上を落ちないように歩くだけでもよいですね。

一番大切なことは、親子が一緒に楽しく遊ぶこと。「できた!」が増えていくと、色々なことに意欲的に取り組めるようになります。「できた!」を繰り返すことが子どもの自信となり、脳やこころを育てる原動力になります。子どもにとって、生活のすべてが運動です。

一緒に楽しみながら、からだとこころの成長を見守りませんか? 


早寝・早起き・朝ごはん

早寝・早起き

 人は朝の光とともに目覚め、日中活動し、夜はからだと脳を休めるというリズムを持っているため、生活リズムを整えることが、心身ともに健康でいる秘訣です。

 体温は寝ている間は低く、起きる時間になると上昇しはじめ、夕方から夜にかけて低くなるというリズムをもっています。睡眠リズムが崩れてしまうと体温の上昇のタイミングがずれてしまいます。

 体温が上昇することで、脳やからだが目覚め、活発に動けるようになります。夜更かしにより体温上昇のタイミングが遅くなると、起きていても脳もからだも働かない、時差ボケのような状態になってしまいます。

早く寝るためのポイント

(1)まずは早起き・外遊び!
早く起きて、よく体を動かせば、疲れて寝ることができます。

(2)暗く静かな環境を作る!
テレビやスマートフォンなどから発せられる強い光は、脳に刺激を与え「寝つきにくい状態」にします。電子機器は寝る30分~1時間前に消すように心がけましょう。

(3)毎日同じ時間、同じ流れで眠るように促す!
時間を決め、その時間がきたら眠る準備をしましょう。寝室に移動する、絵本を読むなど、同じ時間に同じことを繰り返すことで脳に眠くなるサイクルができます。

朝ごはん

 幼児期の子どもには、脳とからだが発育・発達するためのエネルギーや栄養素が特に必要です。寝ている間も脳は働いているため、朝起きたときには、脳のエネルギー源であるブドウ糖をはじめとする様々な栄養素を補給する必要があります。

 そして「よく噛んで食べる」ことで、脳が覚醒し活発になります。また、口に食べ物が入ると、胃や小腸、大腸が動き始め、内臓も目覚め、朝の排便習慣につながります。

朝ごはんのポイント

(1)まずは「食べる習慣」をつける
忙しい朝は手の込んだメニューでなくて構いません。何かを食べることから始めましょう。

(2)毎日決まった時間に食べる
同じ時間に食べることで、お腹が空くリズムができます。

(3)誰かと一緒に食べる
一緒に食べることでより食欲がわいてきます。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつや箸の使い方、食事の作法などを教える機会にもなります。

思い切りからだを動かして遊ぶことは、お腹がすいておいしく食事ができたり、疲れてぐっすり眠ることができるというように、規則正しい生活リズムを作ることにもつながります。そして遊びの中で人とのコミュニケーションをとることで、社会性の発達を促し、ルールやマナーを理解し守ることを学ぶ機会となります。


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