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    つくしっこ通信 No.100

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    • ページ番号  65690

    熱中症について

    熱中症とは、体温並みの気温のなかで、汗をかいて体の水分が少なくなることで、熱が体にこもった状態をいいます。屋外だけでなく室内でも発症します。夜も注意が必要です。しっかり予防して、暑い季節を元気に過ごしましょう。

    どうして子どもは熱中症になりやすいの?

    (1)子どもは大人より体温が上昇しやすい

      体温を調節する機能が未熟なため、熱が体にこもりやすく、すぐに体温が上がってしまいます。

    (2)地面の照り返す熱を受けやすい

      ベビーカーや幼児の身長の高さでは、大人よりも地面に近い環境にいるため、地面から照り返す熱を受けやすくなり、大人より2~3℃気温が高くなることがあります。

    (3)遊びに集中しやすく、体調不良や暑さに気づかない

      子どもは遊んでいると、その楽しさに夢中になってしまい、体調に変化が起きていても気づかなかったり、自分で体調の変化を訴えられなかったりします。また、特に乳児は、自分で水分を補給したり、衣服を調節したりすることができません。周囲の大人が気にかける必要があります。

    子どもの熱中症を防ぐポイント

    (1)こまめに水分補給をする

      子どもは新陳代謝が活発で、体から出ていく水分が多く脱水を起こしやすいです。水分を多く含む食事やこまめに水分補給を心がけましょう。

    (2)暑さを避ける

      暑い日や暑い時間帯は無理をせず、涼しい場所で通気性の良い衣類(綿素材がおすすめです)で過ごし、外出時は帽子などを身につけましょう。室内では、エアコンや扇風機を使用し、室温を調節しましょう。また、湿度が高いと熱中症のリスクも高くなるため除湿も効果的です。

        

    (3)暑さに備えた体づくりをする
      日頃から外遊びを取り入れ、気温の変化に順応できるようにしましょう。また食事や運動で暑さに負けない体力をつけておきましょう。

    (4)子どもの様子を観察する

      毎朝、決まった時間に体温測定をするなど体調を確認し、体調が悪いときは、無理せず自宅で静養しましょう。顔色や機嫌、泣き方、おしっこの回数など子どもの様子をまわりの大人が気にかけましょう。

     暑さ指数のチェックや熱中症警戒アラートを活用し、予定を調節しましょう。

    たばこの害から子どもを守ろう

    知っていますか? たばこの煙に含まれる有害物質

    たばこの煙には、約5300種類の化学物質があり、その中には約70種類もの発がん性物質が含まれています。

    ニ コ チ ン:血管を収縮させ、血液の流れを悪くする。

    タール :発がん性物質を含んでおり、がんを発生しやすくする。

    一酸化炭素 :血液中の酸素を不足させるため、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞などを引き起こす。

    ※その他の影響として、しわ、肌荒れ、皮膚の黒ずみ、冷え性、咳、痰、口臭、歯への着色などがあります。

    妊娠中に喫煙するとおなかの赤ちゃんにこんな影響があります

    ニコチンは胎盤への血流量を減らし、一酸化炭素はおなかの赤ちゃんと胎盤の成長発達に必要な酸素を不足させます。そのため、おなかの赤ちゃんと胎盤が低酸素状態となり、流産や早産、低出生体重児、胎児死亡などにつながります。また、赤ちゃんの知的能力への影響やADHD(注意欠陥多動性障害)などとの関連も報告されています。

    妊娠中だけでなく出産後の喫煙もお母さんと赤ちゃんに影響があります

    授乳中にお母さんが喫煙することで、ニコチンが母乳へと入り、赤ちゃんに不眠やおう吐、下痢などが出る可能性があります。また母乳分泌が低下することがあります。

    受動喫煙も危険!

    たばこから出てくる煙や吐き出された煙を吸わされることを受動喫煙と言います。

    子どもの受動喫煙と、小児ぜんそくや赤ちゃんが突然亡くなってしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)は十分に関連していることが分かっています。両親が喫煙している場合と喫煙していない場合では、SIDSの発生率はおおよそ5倍と言われています。また、気管支炎や中耳炎などにかかる確率が高くなり、風邪をひきやすく治りにくくなります。

    2020年4月から健康増進法が一部改正され、受動喫煙対策が強化されました。多くの施設で原則屋内禁煙となり、喫煙可能な施設は標識の提示が必要とされています。

    加熱式たばこも要注意!

    最近、煙やにおい、有害物質が少ないとして加熱式たばこが人気を集めています。しかし、加熱式たばこにもニコチンなどが含まれており、煙はみえなくてもPM2.5などの有害物質が放出されています。

    たばこの害から子どもを守るためには

    たばこの影響を受けないためには、「喫煙をしない・させない」ことでしか防ぐ方法はありません。「換気扇を回せば...」「ベランダや個室で吸えば...」と考えがちですが、煙は家の中に広がります。空気がすべて換気扇で換気されるわけではなく、リビングなどへ拡散します。また、空気清浄機は、たばこの臭いは取り除けても有害物質の除去には効果がありません。ベランダでもサッシの隙間から煙は中に入ってきてしまいます。

    煙は広く拡散するため、屋外で喫煙する際でも近隣への煙の流れにご注意ください。


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