かみいしづのあゆみ
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上石津について

上石津地域は、西に鈴鹿山系、東に養老山系、北に南宮山塊と標高800メートル前後の山々に囲まれ、中央をぬうように牧田川が南北に貫流し、その周辺に集落が開けた盆地型の地域です。地質は、ほとんどが秩父古生層に属する砂岩粘盤岩からなり、河川沿いに沖積層がみられます。総面積123.38平方キロメートルの約85パーセントが山林で占められ、自然豊かな地域です。
石槍や石剣などが時地区の細野や多良地区の三ツ里などから出土しており、人が住み始めたのは旧石器時代か縄文時代にさかのぼるのでは・・・・とも言われています。6世紀中ごろ(古墳時代)からこの地域に人々が移り住み、その後、武家社会の台頭により、牧田合戦、関ヶ原合戦など幾多の戦場となりました。1601年旗本高木家が多良地区に入り、明治維新まで土地に密着した政治がとられました。その後、村の合併が行われ、明治30年にこの地方は上石津郡が養老郡となり、昭和30年1月、旧牧田村・一之瀬村・多良村・時村の4ケ村が合併し上石津村となりました。
昭和30年代後半からの急激な経済の高度成長に追従して、昭和44年4月1日に町制を施行しました。平成14年に策定した総合計画で、上石津町は時代をつくりあげていくため、最大の共通財産を「里山」とし、自然と調和する社会を築く中で、町民が住むことに幸せを感じることができる町を目指しました。「人と自然が調和した里山のまち」をテーマに掲げ、先人たちが築きあげてきた里山の文化を継承、保全しながら、地域住民間や都市とのコミュニケーションの醸成を図り、快適な生活を享受できる魅力あるまちづくりを進めました。日常生活では、道路交通網の整備、下水道などの社会生活基盤の整備を進め、農林業の近代化、営農組織づくりの推進による農林業経営の安定化を図りました。また地球環境を考慮し、太陽光発電や木質バイオマスなど、全国でも先進的に新エネルギーに取り組みました。暮らしの中に真の幸せを感じられる、魅力ある地域創出のために、行政だけではなく、地域住民が自らの手で様々な活動を行ってきました。
平成18年3月27日、大垣市・墨俣町と合併し大垣市上石津町となりました。


総合計画の策定経過と概要
No. | 計 画 | 愛 称・別 名 | 策定年月日 | 計画期間 | スローガン・将来像 | 備 考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 新村建設計画 | ― | 昭和33年 | ― | ― | 昭和30年上石津村誕生 昭和44年町制施行 |
2 | 上石津町総合計画 | ― | 昭和49年 | 昭和49年 ~昭和60年 | 産業と休養地が調和した 住みよい文化都市 | 昭和50年3月に変更計画 |
3 | 上石津町 第2次総合計画 | ― | 昭和61年 | 昭和60年 ~平成7年 | 豊かな自然を活かし産業と 文化を創り出すまち上石津 | ― |
4 | 上石津町 第3次総合計画 | 上石津 グリーンバレー計画 | 平成5年 | 平成5年 ~平成14年 | 文化的発信力をもつ 緑の渓谷のまち上石津 | ― |
5 | 上石津町 第4次総合計画 | かみいしづ 里山ハーモニー計画 | 平成14年 | 平成14年 ~平成23年 | 人と自然が調和した 里山のまち上石津 | 平成18年3月大垣市に合併 |

人口の推移
年 | 総 数(人) | 男 (人) | 女(人) | 世帯数(戸) | 1戸あたりの 平均人数(人) |
---|---|---|---|---|---|
昭和40年 | 8,457 | 4,151 | 4,306 | 1,924 | 4.40 |
昭和45年 | 7,851 | 3,784 | 4,067 | 1,885 | 4.16 |
昭和50年 | 7,805 | 3,761 | 4,044 | 1,891 | 4.13 |
昭和55年 | 7,856 | 3,787 | 4,069 | 1,875 | 4.19 |
昭和60年 | 7,657 | 3,691 | 3,966 | 1,850 | 4.14 |
平成2年 | 7,490 | 3,630 | 3,860 | 1,841 | 4.07 |
平成7年 | 7,271 | 3,535 | 3,736 | 1,839 | 3.95 |
平成12年 | 7,019 | 3,427 | 3,592 | 1,889 | 3.72 |
平成16年 | 6,660 | 3,235 | 3,235 | 1,871 | 3.56 |

町民憲章
◎わたしたちは、清流牧田川で結ばれ、連帯し自立をめざす上石津の町民です。
「自然を愛し、美しい町をつくります。」
「強い心と体で、明るい家庭の町をつくります。」
「仕事に励み、活気のある町をつくります。」
「きまりを守り、助け合いのある町をつくります。」
「教養を深め、文化の高い町をつくります。」

町章

中央の三角形は、上石津の「上」を表すと同時に山を表し、円内4つの半円は牧田、一之瀬、多良、時の4ケ村を、下の白い部分は町を貫流する牧田川を意味し、平和郷と安定のある町を願って、円の中に表現されたものです。
(昭和30年12月15日制定)

町の木

「ひのき」

町の花

「しゃくなげ」

写真で見る上石津のあゆみ

1954年(昭和29年)~1960年(昭和35年)
1954年~1960年

1961年(昭和36年)~1970年(昭和45年)
1961年~1970年

1971年(昭和46年)~1980年(昭和55年)
1971年~1980年

1981年(昭和56年)~1990年(平成2年)
1981年~1990年

1991年(平成3年)~2006年(平成18年)―(1)
1991年~2006年-1

1991年(平成3年)~2006年(平成18年)―(2)
1991年~2006年-2

上石津町ガイドマップ

※平成18年3月発行町勢要覧より
上石津ガイドマップ(平成18年町勢要覧より)
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※このページは旧上石津町役場発行の町勢要覧から抜粋編集したものです。