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    旧揖斐川橋梁修復工事について

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    • ページ番号  33605

    旧揖斐川橋梁修復工事について

    1.修復委員会の開催について

     本橋梁は平成20年に国の重要文化財の指定を受けて、現状の塗装劣化やトラス部材欠損の補修方法を検討するため、「重要文化財旧揖斐川橋梁 修復委員会」を平成26年度から平成27年度にかけて開催しました。委員には橋梁や鉄道、文化財修復の専門家、オブザーバーとして文化庁の調査官などを招き、文化財としての価値の整理、修復を目指す年代、劣化が著しい塗装やトラス部材の補修方法を検討していただきました。

    2.修復委員会の結論について

    (1)修復年代の設定

     本橋梁は明治19年に鉄道橋として最も高度な技術を駆使して建設された、唯一原位置に残る遺構であるとともに、明治期に導入されたイギリス鉄道技術の特色を顕著に表しています。委員会の結論としては、今後修復を目指す年代につきまして本橋梁の歴史を鑑み、文化的な価値が最も高い架設当時としました。 

    (2)補修方法

     本橋梁から塗装のサンプルを採取して履歴を調査した結果、また文献等から架設時から昭和50年代まで鳶色であったこと、また、トラス部材につきましては成分検査の結果、イギリス製の錬鉄であることが判明しました。委員会ではこの調査を受け、補修方法について架設当時の鳶色に塗替えるとともに、過去の塗装履歴を残す対策や現状の錬鉄を保存、活用する方法を決定しました。

    3.今後について

     平成28年7月に文化庁から現状変更の許可を受け、平成28年度からは第5連の塗装塗替及びトラス部材等の補修工事を開始し、順次補修工事を進めていく予定です。

     

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