上石津地域の水道料金・市内全域の下水道使用料の改定について
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皆さまに飲み水を供給する水道や汚れた水を処理する下水道の運営や施設の維持に必要な経費は、利用者の皆さまからいただいた水道料金や下水道使用料により運営することが原則とされています。
現在、大垣・墨俣地域の水道は、水道料金の収入によって運営することができています。
しかし、上石津地域の水道と市内全域の下水道については、水道料金や下水道使用料の収入のみでは、必要な経費をまかなえない状況となっています。
そのような状況を踏まえ、将来にわたり、水道と下水道を健全に運営し、より良い生活環境を継続的に提供していくために、上石津地域の水道料金および市内全域の下水道使用料の改定(見直し)をします。
今後とも、安心してご利用いただけるよう、業務の見直しや経費の削減を進め、安定した経営に努めてまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
改定の経緯
上石津地域の水道、市内全域の下水道の経営戦略(将来に渡って安定的に上下水道を運営していくための基本計画)では、段階的に使用料等を改定することを計画しており、令和8年、令和11年に実施する方針です。
このうち、令和8年4月からの改定については、大垣市水道事業等審議会から妥当であるとの答申(令和7年8月)を受け、令和7年第4回(12月)大垣市議会定例会にて新たな下水道使用料等を定める条例改正案が可決されました。
●「大垣市水道事業等審議会」(別ウインドウで開く)について詳しく見る
改定の時期
上石津地域の水道料金および市内全域の下水道使用料を改定する条例の施行(効力の発生)は、令和8年4月1日からです。
しかし、水道料金および下水道使用料は、2か月に1度の検針に基づき、2か月分の料金および使用料を請求しています。そのため、改定の経過措置として、実際に新しい料金および使用料で請求されるのは、令和8年7月以降になります。
改定内容
<上石津地域の水道料金(平均改定率:8%)> (2か月分・消費税等含む)
| | 使用水量 | 現行 | 令和8年7月 請求分から |
| 基本料金 | ~ 20㎥ | 1,425.6円 | 1,540円 |
| 超過料金 | 21㎥~ | 190.3円/㎥ | 205.7円/㎥ |
上石津地域水道料金(2か月分)
<大垣・墨俣地域の下水道使用料(平均改定率:6%)> (2か月分・消費税等含む)
| | 使用水量 | 現行 | 令和8年7月 請求分から |
| 基本使用料 | ~ 20㎥ | 2,560.8円 | 2,714.8円 |
| 従量使用料 1㎥あたり | 21~200㎥ | 128.7円/㎥ | 136.4円/㎥ |
| 201㎥/以上 | 150.7円/㎥ | 159.5円/㎥ |
<上石津地域の下水道使用料(平均改定率:3%)> (2か月分・消費税等含む)
| | 世帯人数 | 現行 | 令和8年7月 請求分から |
| 基本使用料 |
| 4,976.4円 | 5,126円 |
| 加算使用料 1人あたり | 1~5人 | 1,489.4円/人 | 1,533.4円/人 |
| 6人以上 | 745.8円/人 | 767.8円/人 |
※ 上記のほか、事業所等の使用料も3%改定
下水道使用料金表(上石津地域)
参考
| 区分 | 現行使用料 | 改定後使用料 | 改定増額 |
|---|---|---|---|
| 大垣・墨俣地域の水道料金 | 5,940円 | ー | ー |
| 上石津地域の水道料金 | 5,230円 | 5,650円 | 420円 |
| 大垣・墨俣地域の下水道使用料 | 5,130円 | 5,440円 | 310円 |
| 上石津地域の下水道使用料 | 9,440円 | 9,720円 | 280円 |
改定の背景と理由
人口や水の使用量の減少により使用料等の収入が減少することに加え、電気料金などの高騰に伴う経費の増加により、経営は厳しい環境にあります。
このような中、老朽化した施設の計画的な更新、適切な維持管理を続けていくには、必要な資金を確保しなければならないため、上石津地域の水道料金および市内全域の下水道使用料を改定いたします。
経営状況や今後の見通しについては、経営戦略をご覧ください。
●「経営戦略」(別ウインドウで開く)について詳しく見る
改定に関するQ&A
もう少し時期を遅らせたり、段階的な値上げはできないのですか?
上石津地域の水道および市内全域の下水道の経営戦略では、当初、令和2年、令和5年、令和8年の計3回の上石津地域の水道料金と市内全域の下水道使用料の改定を計画していました。しかし、令和5年にコロナ禍等で不安定な社会情勢の中、急激な物価高騰の影響により厳しい状況にある市民および事業者の皆さまの生活を支えるため、改定時期を3年ずつ延期し、2回目を令和8年に、3回目を令和11年とする方針に変更し、今回の改定に至りました。
これまで、どのような経費削減努力をしてきましたか?
民間委託(収納・検針・開閉栓作業)、計画的な資金運用等により経費削減に努め、また、電子申請化(開閉栓・口座振替)等により、事務の効率化と市民サービスの向上に取り組んでおります。

