大垣工業高校講座(対象:電子機械工学科2、3年生)
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- 令和4年11月に開催される第60回技能五輪全国大会(メカトロニクス職種及び移動式ロボット職種)出場に向け、大垣工業高校電子機械工学科2、3年生を対象に、専門家を招いた技術指導の講座を、6月11日(土)、25日(土)、7月9日(土)、16日(土)の計4回開催(移動式ロボット職種のみ7月16日(土)の1回)しました。
※技能五輪全国大会
技能五輪全国大会とは、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力
目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性や必要性を
アピールし、技能尊重気運の醸成に資することを目的として実施される大会。
※メカトロニクス職種
工場の自動生産設備を模擬した競技用FAモデルを用い、設備の組み立て、調整、プログラミングや保守の能力を
競う競技。
※移動式ロボット職種
職種定義で定められたロボットの仕様に従い、移動式ロボットを準備し、事前に公表される競技課題の動作が実現
できるように、ロボット本体のハードウェアの仕様を整え、基本的なプログラミング技術を競う競技。
メカトロニクス職種
- メカトロニクス職種は、本田技研工業株式会社トランスミッション製造部の髙部 勝也氏及び林 莉久央氏に講師をしていただきました。林さんは、大垣工業高校の卒業生で、昨年度の技能五輪全国大会において見事金賞を獲得され、日本一になられた実績を有する方です。
講座の様子


- 4回の講座では、作業の時間を短縮するための道具の配置方法や出題された課題を解決するため技術指導をしていただきました。
- また、実際に日本一になられた林さんの技術を披露していただき、生徒たちにとって大変分かりやすく、大幅な技術向上が図られた講座となりました。
受講生の感想
- 作業台の高さの調整や、実際に競技されている様子や、自分達がしている様子を見ていただいて、効率が良くなる的確なアドバイスをして下さりありがとうございました。実際に競技をしてみて、かなりの時間短縮になったので、これは講師の方々のお陰だと思いました。技能五輪で発揮されたスピードを見て、とても早かったので、見習って練習を頑張りたいです。
- 今回の技能講座を受けて、とても勉強になりました。標準のプログラムが簡略できたり、大会の課題をする時は、あらかじめ自分の予報をメモすることで、プログラムが効率良くできるようになりました。今後にも活かしていきたいです。
移動式ロボット職種
- 移動式ロボット職種は、トヨタ紡織株式会社いきいきグローバル人材開発部トヨタ紡織学園の横山 累氏に講師をしていただきました。
講座の様子


- 講座では、プログラミングしたロボットがプログラムどおりに動かず、生徒だけでは解決できなかった場面でも、横山さんが生徒目線で丁寧な指導をしてくださり、生徒たちにとって大変分かりやすく、また大幅な技能向上が図られた講座となりました。
受講生の感想
- 自分にはまだ想像もしていなかったプログラムの組み方や、ロボットへの処理の負担を減らすようなソフトの扱い方を学べて、こういうやり方がまだあるんだと思い、自分にはまだまだ知らないことがたくさんあるんだとこの講習会で感じました。
- 今回の指導でハードウェアの改善や改良は考え方次第でいくらでも出来るということを知ることができて良かったと思いました。また、さらに良いロボットを作るために後輩達にハードウェアの技術をしっかり教えていきたいと思います。