市長とのかがやきトーク「特定非営利活動法人 たすけ愛おおがき」
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団 体: 特定非営利活動法人 たすけ愛おおがき
テーマ: 市民活動とネットワーク 行政との協働について
日 時: 平成17年1月31日(月) 15時~16時10分
参加者: 市長、会員11名

<市長> 市民の皆さんとのトークも3年目になりますが、今年度は各種団体の皆さんと意見交換させていただいています。
<団体> "困ったときは、お互いさま"をモットーに、有償のチケットを介し、介護支援・送迎・子育て支援などの活動を展開しています。
NPOなどによる有償の送迎活動に関してですが、市町村が運営協議会を立ち上げれば、白色ナンバーの車による送迎が可能ですが、そうでなければ、タクシー会社と同様に、二種免許や緑色ナンバーの取得が必要となり、NPOには大きな負担が生じます。ぜひ大垣市も、運営協議会を設置していただきたいと思います。
他にも、要介護者の自宅訪問時における駐車場の確保が困難であること、車の通行量が多いため、車椅子利用者が安全に通行できる道が少ないことなど、車に関連する様々な課題が生じています。
<市長> 車社会がもたらしたものは、恩恵だけではありません。事故の発生はもとより、遊び場であった空き地が駐車場となるなど、とりわけ高齢者や子どもたちには大きな影響を与えています。また、郊外に大規模店舗が出店するなど、まちづくりにも大きな変化をもたらしています。
<団体> 西濃地域には、障害児のデイサービスやショートステイと医療ケアを同時に行う施設がありません。福祉と医療は切り離しが困難です。医療ケアが必要な障害児の方々を受け入れる体制が必要なのではないでしょうか。
<市長> 救急医療や高度医療に主眼を置いている市民病院では、対応が難しい部分があります。民間施設による受け入れが、可能になればと思っています。
<団体> 通院の介助や入院の付き添いなど、介護保険の支援事業に該当しない部分に有償で対応していますが、依頼したくても、経済的に余裕がなく、チケットを買えない方々もいます。
<市長> 制度で全てをカバーできないわけですね。ケアされる側だけでなく、ケアする側の負担も大きなものがあります。
<団体> まもなく団塊の世代が定年を迎えるため、NPOなどの活動に参加する人々の増加が予想されます。行政としては、そうした動きを積極的にサポートすることが重要だと思います。
<市長> 地域が活性化する大きな転換期になるかもしれません。価値観やライフスタイルが多様化する中、ますます皆さんのお力が必要となっています。そうした活動をサポートする体制づくりに取り組んでいきたいと思っています。
本日は、お忙しいところ、長時間に渡りご参加いただき、誠にありがとうございました。