市長とのかがやきトーク「大垣いけばな作家協会」
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団 体: 大垣いけばな作家協会
テーマ: 伝統文化といけばなの伝承について
日 時: 平成16年12月7日(火) 10時~11時20分
参加者: 市長、会員14名

<市長> 市民の皆さんとのトークも3年目になりますが、今年度は各種団体の皆さんからご意見やご提言をお伺いしております。
<団体> 昭和45年に6つの流派が集まって会を結成しました。それ以来、市役所玄関などにおけるいけばなの展示奉仕、また各種いけばな展の開催などを行っています。
伝統文化を伝えるため子どもを対象にした教室を各地区で開いていますが、いけばなを通じて、礼儀正しさ、優しさや創造力などを育んでいただければと思っています。
<市長> 学校では、日本の伝統文化を教える機会が少ないようです。小さい頃から親しむことが重要だと思います。
<団体> 最近の子どもたちは、ものをつくるのではなく、与えられたもので遊ぶことに慣れています。そのため、教科書が無いいけばなでは戸惑うケースが多いようです。
<市長> そこが良さであり、面白さでもあると思います。
<団体> 学校から依頼があれば、ぜひ指導に行きたいのですが、まずは学校に和室を設けていただきたいと思います。
<市長> 少子化の影響もあり、空き教室は増えていますが、理科や音楽などの特別教室として活用しています。
<団体> 日本人の生活の中からいけばなやお茶という日本の伝統文化が次第に消えつつあります。趣味も多様化しており、裾野がなかなか広がっていきません。
<市長> まもなく団塊の世代が定年を迎える時期となり、多くの方々がいけばなを含め様々な活動に関わっていかれると思います。
<団体> 大垣では、文化活動を地味ながら継続して行っており、素晴らしいものがあります。
<市長> 非常に中身が濃いと思います。文化会館も稼働率が高く、有効に使っていただいています。
<団体> 大垣では、コミュニティーバスの構想はないのでしょうか。
<市長> 車社会を反映し、ソフトピアや武道館などの公共施設が郊外に増えつつあるため、コミュニティーバスをという声は寄せられています。しかし、4年前に実施した時は、予想よりも利用が少ない状況でした。
伝統や文化を守り、次の世代に伝えていく、そうした過程において、今後も皆さんのお力添えをいただきたいと思います。本日はお忙しいところ、長時間に渡りご参加いただき、誠にありがとうございました。