市長とのかがやきトーク「大垣川柳会」
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団 体: 大垣川柳会
テーマ: 文化振興への寄与
日 時: 平成16年8月8日(日) 15時30分~17時
参加者: 市長、会員20名

<市長> 市民の皆さんとのトークも3年目になりますが、今年度は各種団体の皆さんと意見交換させていただいています。
<団体> 川柳は、人の心の機微を五七五の十七文字に表す人間風詠であり、会では作品の発表などを通してお互いの人格向上を図っています。毎月発行している冊子"麋城"は366号を数え、活動には30年の歴史があります。
各地で開催されている川柳大会では、小中高生の部が設けられていますが、大垣の文芸祭にはありません。完全に休みとなった土曜日を活用することも含め、若い世代への働きかけが必要だと思います。
<市長> 市内各地の地区センターや公民館などで、地域の皆さんに様々な講座を開いていただいていますが、川柳もぜひお願いしたいと思います。インターネットの掲示板などでも、相手を傷つける言葉や表現が増えており、トラブルになるケースも少なくありません。川柳で培われる表現力やユーモアのセンスが必要な時代といえるのではないでしょうか。
<団体> おおがき芭蕉生誕360年祭の一つとして、東西全国俳句相撲が開催される予定ですが、俳句ばかりでなく川柳も対象としていただけるとより良いイベントになると思います。
<市長> 芭蕉ということもあり、俳句に焦点をあてることになりました。大垣は産業都市として発展してきましたが、今後は地域資源を生かした観光にも力を入れていくべきだと思います。今回のおおがき芭蕉生誕360年祭は、その第一歩であると考えています。
<団体> 川柳と俳句は、ともに長年親しまれてきた大衆文芸であり、共通した部分も多く、次第に垣根がなくなりつつあります。
<市長> 季語の有無など違いはありますが、短い言葉で表現をし、世代を超えて楽しめる点は変りありません。今後ますます楽しむ方々が増えていくのではないでしょうか。
<団体> 現在、奥の細道結びの地の近くにある総合福祉会館を会合などで利用するのですが、福祉団体が優先となり、利用できないケースもあります。川柳や俳句などの団体が利用できるスペースがあればと思います。
<市長> 介護などの福祉サービスも増えており、総合福祉会館も手狭な状況となっています。厳しい財政状況ではありますが、1階にある奥の細道結びの地記念館をさらに充実させることも含め、検討できればと思っています。
本日は、十七文字に凝縮された川柳の奥深さと素晴らしさを再認識させていただきました。今後とも次の世代の育成などにおいて、皆さんのお力添えをいただきたいと思います。お忙しいところ、長時間に渡りご参加いただき、誠にありがとうございました。