市長とのかがやきトーク「大垣市邦楽邦舞協会」
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団 体: 大垣市邦楽邦舞協会
テーマ: 文教都市として伝統文化の醸成と啓発
日 時: 平成17年2月13日(日) 15時~16時15分
参加者: 市長、会員15名

<市長> 市民の皆さんとのトークも3年目になりますが、今年度は各種団体の皆さんと意見交換させていただいています。
<団体> 昭和34年に発足、現在は日本舞踊・新内・長唄・尺八・箏曲・謡曲などで構成し、伝統文化の普及を図るため、市芸術祭をはじめ各種行事への参加、演奏会や舞踊会の開催などを行っています。
明治以来の西洋偏重の傾向は、音楽の分野にも見受けられますが、平成14年度には教育指導要領に邦楽器の学習が盛り込まれるなど、見直しの動きが進んでいます。行政としても、日本の伝統文化の醸成に対し、積極的に取り組んでいただきたいと思います。
<市長> 同様に、地域の歴史や文化などをよく知らない子どもたちが増えています。学校の授業はもちろん、完全に休日となった土曜日などを活用し、地域や日本の歴史・文化・伝統などを学習、体験できる機会をつくっていければと思っています。
<団体> 小学校のクラブ活動や地域の土曜学園などにおいて、指導や協力を行っていますが、各地域が教育力を発揮すべき時代となっています。
<市長> 完全学校週5日制もスタートし、また、地方分権の流れの中、PTAや地域などと連携し、学校独自の方針を協議・実施していく学校評議員制度の導入も検討されています。
<団体> 現在の日本は、物質文明だけが発展し、精神文明が衰退している状況なのではないでしょうか。人間として非常に重要な精神的な部分に対し、私たちも活動を通じて貢献しているつもりですが、行政のケアも必要だと思います。
<市長> 近年は、経済も低迷し、社会情勢も穏やかとは言えない状況です。そういう時代だからこそ、心に潤いを与えることのできる文化活動がより重要な役割を担うはずです。厳しい財政状況ではありますが、できる限りのバックアップをしていきたいと思っています。
<団体> 文化は"醸成"するものであり、すぐに成果が出ないかも知れませんが、時間をかけてでも、継続して力を注いでいくべき分野だと思います。
<市長> 皆さんの持っておられる知識・技術・経験・ノウハウを学校や地域などで発揮していただき、ご自身の生きがいにもつなげていただく、これが現在推進している"かがやきライフ"ですが、皆さんの活動は、まさにそのものです。今後とも、是非お力添えをいただきたいと思います。
本日は、お忙しいところ、長時間に渡りご参加いただき、誠にありがとうございました。