市長とのかがやきトーク「日本野鳥の会岐阜県支部西濃ブロック」
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団 体: 日本野鳥の会岐阜県支部西濃ブロック
テーマ: 協働型事業で自然と共生したまちづくり
日 時: 平成16年11月28日(日) 16時~17時
参加者: 市長、会員10名

<市長> 市民の皆さんとのトークも3年目になりますが、今年度は各種団体の皆さんからご意見やご提言をお伺いしております。
<団体> 会員約140名で、"調べる"・"守る"・"楽しむ"の3つの活動を展開しています。調べる活動として県内の野鳥の生息状況の調査を、守る活動として繁殖地や傷病鳥の保護、密漁などの調査を、また、野鳥の姿を見たり、美しいさえずりを聞く、楽しむ活動も行っています。
どんぐりの森実行委員会にも参画し、他団体とも協働しながら、青墓憩いの森周辺で里山自然観察会、リース作り、木の実クラフトなどを行いましたが、400人もの方々にご参加いただきました。すぐ隣に市有地がありますが、どんぐりのなる木を植樹し、虫や野鳥や動物などが集まる森をつくり、自然学習を行うネイチャーセンターとして活用すべきではないでしょうか。
<市長> 大垣市のデータを見ると、福祉や下水道などは全国的にも高いレベルにあるのですが、一人当たりの公園面積が全国以下となっています。そういう意味においても、青墓地区の自然は非常に貴重ですので、大切に活用していきたいと思っています。
<団体> 傷病鳥の保護ですが、鳴き声やスペースの問題もあり、自宅での対応には限界があります。一時保護として大垣公園にある動物園舎で受け入れすることができないでしょうか。
<市長> 大垣公園の動物園舎は、動物保護の観点もあり、廃止する方向で検討を進めています。その後については、コミュニティーガーデンなど公園機能を充実させる方向で進めています。
<団体> 最近は、総合学習として行う自然や野鳥の観察会などの講師を小学校から依頼されるケースが増えています。また、生涯学習や健康づくりなど大人を対象にした講座からも声がかかります。
<市長> まさに"かがやきライフ"です。皆さんが培った知識やノウハウなどを社会や地域のために活用していただき、そして皆さんご自身にもかがやいていただく、それが現在提唱している"かがやきライフ"の主旨です。
環境保護については、何か良いアイデアはないでしょうか。
<団体> やはり自然のままが一番です。自然には自浄能力があるので、それを損ねるような整備は問題だと思います。
<市長> 昔は大きな池が点在していましたが、時代の変化とともに埋め立てが進み、住宅地などに変わっていきました。それが最近は、ビオトープなどに象徴されるように自然を求める時代になりつつあります。今後も、皆さんのお力添えをいただきたいと思います。
本日はお忙しいところ、長時間に渡りご参加いただき、誠にありがとうございました。