市長とのかがやきトーク「江東小学校PTA」
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団 体: 江東小学校PTA
テーマ: 心豊かな子どもと地域づくりについて
日 時: 平成17年1月15日(土) 15時~16時30分
参加者: 市長、会員14名

<市長> 市民の皆さんとのトークも3年目になりますが、今年度は各種団体の皆さんと意見交換させていただいています。
<団体> 様々な専門委員会を設け、講演会やイベントの開催、広報の発行、地区内の安全パトロール、高齢者との交流などを実施し、心豊な子どもが育つ地域づくりに励んでいます。
最近、完全学校週5日制の是非が活発に議論されていますが、どのような状況なのでしょうか。
<市長> "子どもたちにもっと自然・社会体験の機会を"という目的もあり、土曜日が完全に休日となり、授業にも総合学習が導入されましたが、授業数の減少が基礎学力の低下を招いているとの指摘があります。
保護者の皆さんは、完全学校週5日制をどのように感じておられますか。
<団体> 両親とも土曜日に仕事があり、子ども1人を家に残すことに不安を感じている家庭もあります。また、詰め込み学習が増えている、体育祭などの行事が簡素化されている、などの影響が出ているのではないでしょうか。一方では、増えた時間を有効に活用している姿も見受けられます。
<市長> 因果関係は不明ですが、完全学校週5日制がスタートとしてから、不登校児童の数が減少しています。学校での生活や体験は、人生に非常に大きな影響を与えるものです。今後も、不登校問題には積極的に取り組んでいきたいと思っています。
<団体> 不登校児童の数が減少している背景には、学校サイドの対応や意識が変化していることに加え、"地域の子どもは地域で育てよう"と住民の方々やPTAが様々な取り組みを行っている成果でもあると思います。
<市長> 一ヶ月半ある夏休みについては、期間が長すぎる印象を持っており、有効に活用することを検討できればと思っています。
<団体> 登校日も減っており、ラジオ体操や学校のプールに参加する児童も減少傾向にあります。規則正しい生活を実現するためにも、何らかの対応が必要かも知れません。
<市長> 戦後60年が経過し、教育のみならず、あらゆる分野において制度を見直す時期が到来しています。現在、子育て日本一の都市を目指しており、教育や人づくりをより良い方向へ変えていきたいと思っていますので、今後もお力添えをいただきたいと思います。
本日は、お忙しいところ、長時間に渡りご参加いただき、誠にありがとうございました。