市長とのかがやきトーク「スイトミュージアム研究会」
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団 体: スイトミュージアム研究会
テーマ: アートを活用したまちづくり
日 時: 平成16年9月25日(土) 16時~17時30分
参加者: 市長、会員11名

<市長> おおがき芭蕉生誕360年祭では、扇面画芭蕉庵に素晴らしい作品がたくさん展示されておりました。企画運営していただき、誠にありがとうございました。本日は、アートを生かしたまちづくりについて、皆さんと意見交換させていただきたいと思います。
<団体> 文化都市"大垣"を目指し、それをさらにまちづくりにも生かしていこうと昨年6月から活動を行っており、街中における市民版美術館の実現に向け検討を重ねています。
大垣には、守屋多々志美術館や日本ポスター美術館などの施設、ソフトピア、IAMASや大垣女子短期大学などの機関もあります。そうした様々な芸術、美術的な財産を積極的に活用すべきだと思います。
<市長> 散策をしながらアートを楽しめるまちは、たいへん魅力的です。
守屋多々志美術館は、民間に建物をお借りしオープンしている状況ですが、中心市街地に位置し、立地条件が素晴しいと思います。市の財政状況が厳しいことも踏まえながら、今後については検討をしている段階です。
<団体> 中心市街地の将来像をどのように考えるか、そこも重要な視点となるのではないでしょうか。
<市長> 全国的な現象ですが、車社会を反映し、大規模店舗が郊外に続々と進出しています。時代の流れではありますが、まちづくりとしてはプラスばかりではありません。歴史や文化が残る中心市街地などの街並を大切にしていく、そうした取り組みも継続していく必要があります。
<団体> 作家が集い、作品の展示販売を行うアートマーケットも全国各地で開かれています。大垣には若手の芸術家を育てる土壌がありますが、それを生かすためにも、作品を展示できる場や機会が街角にあればと思います。
<市長> アートフェスティバルや街角ギャラリーですか、興味深いですね。
<団体> 岐阜市の文化センターでは、ウインドーに若手作家の作品を展示する取り組みを行っています。また、ウインドーを提供していただける企業や商店もあり、多くの作品が街中に展示されています。
<市長> ただ、それ相応の場所や環境でないと、鑑賞するという雰囲気ができにくいかも知れません。
<団体> アートに気軽に触れられる拠点があれば、興味や関心を持つ人たちが増え、自然にアートが生まれていきます。立ち上げや運営などについては、市民と行政あるいは企業が協働する形が望ましいと思います。
<市長> 核となる部分は、行政がやっていく必要がありますが、官から民へという時代でもあります。今後も皆さんにお力添えをいただきながら、できることがあればサポートさせていただきたいと思っています。
本日はお忙しいところ、長時間に渡りご参加いただき、誠にありがとうございました。