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「多文化防災フェスタ」を開催しました

  • [2020年1月7日]
  • ページ番号 43216

 大垣市では、外国人市民の防災力向上を図るとともに、外国人市民と日本人市民の交流を促すことで、災害時において外国人市民を支援する体制整備に繋げるため、平成22年度から「多文化共生のための防災訓練」を実施しています。
 今年度は、平成30年11月25日(日)に岐阜経済大学を会場として、心肺蘇生法や三角巾を使った応急救護訓練などを多言語により実施したほか、防災講話や炊き出し訓練などにより、普段から災害に備える必要性を伝えました。
 また、今年度は新たに「災害時に外国人を助けるボランティアの勉強会」を同時開催し、名称も「多文化防災フェスタ」に改めました。
 外国人・日本人合わせて100人が参加し、災害の怖さを学び日頃からできる対策を知るとともに、日本も含めた様々な国の出身者が同じ会場で交流するイベントを楽しみました。


当日の様子

 午前中から始まった「災害時に外国人を助けるボランティアの勉強会」では、まずNPO法人多文化共生マネージャー全国協議会の副代表理事である高木講師から、「災害時多言語支援センターの機能と役割」について講義を受けました。
 その後、参加者は総務班と情報班に分かれ、災害時多言語支援センター立ち上げの周知や、数ある災害情報に対して優先度をつけるなどの実習を行いました。
 
 

 お昼には、日本人・外国人とも全ての参加者が集い、ブラジル料理、ベトナム料理、ネパール料理を体験する「異文化交流会」を実施しました。
 日本では馴染みのない料理ばかりで、参加者は初めて食べる外国料理に驚きながらも、「おいしい!」という声もあり、多文化感あふれる和やかな時間を過ごしました。

 「災害時に外国人を助けるボランティアの勉強会」は、午後から、外国人が避難している避難所の所在地などを地図を使って確認し、避難所巡回ルートを検討しました。
 その後は、グループに分かれて実際に被災者役の外国人市民を訪れ、日本語レベルや避難所での困りごとなどについてヒアリングする訓練をしました。
 参加者は、外国人市民に正しい情報を伝えることの難しさを体験し、日ごろから外国人市民と日本人市民がコミュニケーションすることが重要との感想が聞かれました。

 外国人の参加者には、別会場で防災士による災害に備えるためのアドバイスを、多言語による通訳を交えて行いました。
 地震がほとんど起きない国出身の参加者も多く、日頃から家庭に備えておくべき防災用品や、災害から自分や家族の身を守る方法などについて、興味深く聞き入っていました。
 また、当日は防災グッズの展示スペースもあり、参加者は防災グッズの実物を確かめるとともに、製品カタログを持ち帰るなどしました。


 次に、炊き出し訓練を実施し、ハイゼックスに水とお米を入れ、湯せんで簡単にご飯を炊く方法を体験しました。
 参加者からは、「炊飯器がなくても簡単にお米が炊ける方法を知ってためになった」との感想がありました。

 次に、心肺蘇生法とAEDの使い方を体験しました。
 大垣消防組合北署の職員から、心臓マッサージと人工呼吸のやり方を学び、人形相手に実際にやってみました。
 心臓マッサージに適切なリズムを学び、実際にマッサージする際には周囲の参加者が手拍子でリズムを取るなど、楽しんで体験することができました。

 次は、日本赤十字社岐阜県支部の指導により、三角巾を使ったケガの手当てを学びました。
 三角巾に触れることも初めての参加者が多く、使い方に慣れるのが難しい様子でしたが、災害時に限らずケガをした際には役に立つ方法のため、講師の手本を参考に、熱心に取り組んでいました。

 最後は、大垣警察署による、防犯講話を行いました。
 普段から地域の人との交流を深め、必要な情報を得ることができる状況をつくることは、災害時だけでなく多文化共生社会の中で生活する上で非常に大切であることを話していただきました。
 災害はいつ起きるかわかりません。本日の訓練を忘れず、日頃から災害に備えましょう!

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