市長の地域ふれあいトーク「大垣市・字留生連合自治会」
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結果報告内容
と き:11月 7日(木) 19時~20時45分
ところ:字留生地区センター 1階多目的ホール
参加人数:170名
主 催:大垣市・字留生連合自治会
[質問](1)東海環状自動車道の大垣西インターチェンジ建設予定地内には家屋があるが、立ち退きはいつごろになるのか?
(2)東海環状自動車道が開通すると、周辺が混雑する。都市計画道路の静里~中島線も同時に整備すべきでは?
[回答](1) 国土交通省では、東海環状自動車道の西部区間のうち、名神高速道路に接続する養老ジャンクションから大垣西インターチェンジまでの区間を、整備効果が高いことから、重点整備区間として、事業を進めることにしています。これを受けて昨年から、大垣市の養老町境から用地買収を開始しており、今年度は中曽根町に至る区間の用地買収、さらに桧町地内の用地測量を進める予定をしています。大垣西インターチェンジランプウェイの構造等が複雑な形状であるため、地域分断が生じないよう国土交通省と調整していきますが、設計の進捗に合わせて、地元説明会を行う予定です。その後、幅杭設置、用地測量、用地買収と進んでいくことになります。
(2) 現在、未整備となっている都市計画道路の見直し作業を行っていますので、東海環状自動車道の進捗状況を踏まえながら、事業化に向けた検討を進めていきたいと思っています。
[質問]先般の台風6号接近による集中豪雨のため、新堀排水路及び側水路の水位が上昇し、越流によって田畑が浸水し、ここ25年で4回目の被害となった。新堀排水路拡張整備はどのような計画となるのか?
[回答] 浸水被害の一因は、東海道本線横断部の排水路が狭窄していることにあると認識しています。東海道本線大谷川橋梁の架け替え工事について、県とJR東海が本年度から協議を始めましたが、市としても、架け替え工事に併せて新堀排水路及び側水路の改修を進めていく予定です。ご理解とご協力をお願いいたします。
[質問]市の財政累積赤字は膨大です。財政再建のための見通し・基本構想・具体的計画はどのようになっているのか?
[回答] 本市の累積赤字である市債残高は、平成13年度末で、一般会計が506億円、下水道など特別会計が362億円、合計868億円となっています。ピークであった平成9年度末には574億円あった一般会計の市債残高は、平成14年度末には483億円になる予定であり、削減は着実に進んでいます。
今後は、事業の見直しや補助金の削減のみならず、歳出の構成割合の高い人件費や建設費の抑制・見直しを検討していきたいと思っています。現在取り組んでいます「事務事業評価システム」の確立や「行政コスト計算書」の充実を図り、より効率的な行政運営と行政の説明責任を果たしていきますので、ご理解いただきたいと思います。
[質問]JR東海道本線の野木踏切は、幅が4.5mと狭く、普通車のすれ違いが困難で、歩行者や自転車の通行も危険な状態となっている。利用者も多いため、踏切の拡幅を実施できないか?
[回答] 平成13年10月に国土交通省は、「踏切道に歩道がないか狭小な場合は、踏切の統廃合をせずに拡幅改良することができる」旨の指針を通達しました。これを踏まえ、平成14年3月に市がJR東海に対し拡張を要望したところ、「野木踏切は、指針には該当せず、拡幅のためには、近隣1箇所の踏切の廃止が条件である」と回答がありました。
現状では通行に支障がありますので、今後も引き続き、国・県等の関係機関と連携しながら、拡幅を要望していきたいと思っていますので、地域住民の方々のご理解・ご協力をお願いいたします。
[質問]少子高齢化により、生産年齢人口が減少し、税収も減少しているが、その対策は?
[回答] 安心して子育てができる環境を作るため、市では「新・子育てドリームプラン」を策定しました。プランに基づき、今年6月には、子育て相談や育児に関する講習を実施する「子育て交流プラザ」を開設し、また来年度からは、市立幼稚園における3歳児の受け入れを開始します。
一方、小中学校においても、補助教員の増員、完全学校週5日制に伴う地域学習の積極的な支援を実施し、子どもの健全育成と併せ、少子化対策にもつながる施策に取り組んでいきたいと思っています。