[88]石引神社と西濃鉄道の線路
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石引神社と西濃鉄道の線路
指定番号:88号
指定日:令和4年1月14日
住所:赤坂町3328-5
種類:風景資産
※敷地内の踏切には遮断機がありません。見学の際、線路内の立ち入りにご注意ください。

概要
石引神社は、境内を西濃鉄道の線路が貫き、踏切もあるという珍しい神社です。伝承によると、寛永10年(1633年)、上洛途中の江戸幕府三代将軍徳川家光を大垣城へ迎えるにあたり、石垣に用いる巨石を金生山から切り出した際に、城主松平定綱が自ら長刀を鞘から抜いて人々を叱咤激励しながら運搬したため、石引神社と呼ばれるようになったと伝わっています。また、赤坂まつりの神輿の出発点となっています。
大正時代になると、石灰の需要が急増したため、昭和3年(1928年)に金生山の採掘場と美濃赤坂駅を結ぶ西濃鉄道が開通し、境内を横切ることとなりました。近世の故事と産業化を象徴する鉄道が交錯する景観は、赤坂の歴史をよく示しているものといえます。

景観遺産マップ
物件の位置確認、周辺の公共交通機関等の確認についてはこちらをご参照ください。